2012年5月11日金曜日

神さまは常に、そばに、付いておられた。1歩、1歩に恵み

写真は、外海の海です。周りの世の中が便利になって変わろうとも、あの海だけは、昔も今も変わらない。人の心や、信仰は変わったであろうか。騎士誌の5月号に、1月、2月の入院のこと、『命をつなぐ』を書いたところ、外海のお年寄りの女性から、励ましの手紙が届いた。なんと、便箋に9枚も、改行もなく、いっぱいの字で書かれていた。「記事に驚きました。その後、体調はどんなでせうか」「小柄な身体で、あちこち痛む辛い体験を重ねながら、涙をかみしめての人生路に、慰める言葉も胸一杯になりました」「小崎さんのお力で、多くの人様との出逢いも頂いて、旅人にお茶一杯の、この世の仕事をあたえられ、生きる勇気と励みに、喜びと嬉しさをどれほど感じたことでせう」「くれぐれもお身体、大切に、体調が良くなられたら、おいでください」。ありがたい励ましの手紙でした。そして信仰の思いも書かれていた。「神さまは、常にいつでも、そばに、ついておられたと、今振りかえって、歩いてきた1歩1歩に恵みが満たされたことが、信じて祈ることの大切さを、老後の生活に幸せであったと感謝しています」「人は皆、キリストの身体の一部を背負って、手となり、足となって、教会の一員信徒としての務めを自分なりに背負って生きてきました」。この手紙をくれた女性こそ、山崎政行さんの妻、スマ子さんだった。その名文章に私はおどろいた。「ぜひ、来てください。待っている」と願っている。そこで、この度、「東京からのお客さんを連れて来ます」と電話で伝えると、スマ子さんは、まぜめし、伊勢えびの味噌汁などを、準備していたのだった。手紙には、昔の苦労話も記されていた。「昔は、芋カンコロめし、梅干しの塩漬け、大根の漬け物に、水をのんでの粗末な食卓にも、イエズスさまが一緒に座っておられるとぞ、父母の厳しい教えでした」「母は、ド・ロ神父さまの教えを受けて、祈りを、とても大切に教えた。神の存在を教えてくれた父母に、いま親の年に近づいて、しみじみ思い感謝している」「母の苦労、涙を大事にしたいと、兄と姉と3人、親孝行しようと、兄も姉もやさしい思いやりの中で育ったので、少々な苦労は、母にくらぶればと、がまん出来た」「近所は皆、仏教で、とても優しい思いやりのある人達で、仏様のめしを毎朝、下げるとき、兄が、おじさん、キリシタンはやめるケン、その仏様のめしば食わせてくれんのう、キリシタンはやめんで、よかケン、冷や飯をよばれたと、大笑いした。兄も60歳でなくなった。お世話になって大きくなったので、神父さまに話して、霊名はないけど、ごミサを奉げた。人間は心です。愛の行ないは心から、思いやりから始まると私は思います」