「小崎さん、ひさしぶり」と、岡山から連休に青年がやってきた。「きみ、だれ?」「去年の12月31日の聖コルベ館が閉館まえに来た者です。岡山のおみやげ持って来ました」「やあ、ありがとう。元日の閉館まえに、母と娘が来たが、2011年12月31日、大晦日に、閉館まえに君が来たんだね」「ハ、ハ、ハ」と若者は笑っていた。「若者たち、5人で来ました。ボクは小崎さんの説明を聞いて、聖母の騎士の修道者になりたいと思っています」「ほんとう」。元日の母は、エリザベト。大晦日の青年は、パウロ。洗礼を受けて、2年目。いまは、ウドン屋で働いている。「岡山なら、讃岐ウドン」「ハイ」。素直そうな19歳の青年だ。「十七歳の夏」を本屋で求めて読みました、と本を見せた。サインをしてあげた。喜んでいる。希望があるな、と若者の顔を見詰めた。神はどのように導かれるか分からない。彼は言う。「修道服を着て、バッターを打って、スポーツしている写真を見た」そうだ。教会の神父さんに、「これが、いい。心ひかれる」と言ったら、「聖母の騎士、フランシスコへ行きなさい」。それで「聖母の騎士に憧れています」と、今どきの若者じゃないような、ウドン青年は言うじゃないか。いっぺんに好きになったよ。「住所と、名前を書きなさい」。大晦日のパウロよ、ブログ(日記)に載せるからな、と言ったら、喜んでいた。ほかに仲間が2人。今日、午後、岡山へ車で帰る。★大晦日のパウロよ、コメント、ありがとう。信仰を期待しているぞ。
岡山のパウロさんが
返信削除入会に導かれますようお祈り致します。
私たちの一日前にも、閉館間際に駆け込んだ方が、いらしたのですね。
返信削除私も思わず笑ってしまいました。
いい顔していますね。
聖母の騎士になられますように。
(メールも送りました。ご覧下されば幸いです。)
お土産が讃岐うどんではなく「むらすずめ」ですか。このお菓子はとても美味しいですね。大好きです。パウロ青年はきっと聖パウロのような熱い心をもった方なのでしょう。パウロ青年が聖母の騎士となられますように。閉館前の聖コルベ館にはいろいろな物語が生まれるのですね。
返信削除みどりさんのコメントにあるように、聖コルベ館ではいろいろな出会いがありますね。小崎さんのいきいきとした様子が、写真や文章から感じられます。
返信削除パウロさんのこと、私もお祈りします。