2014年7月12日土曜日

アタマの髪の毛、気になる青年のマジメさ、敬服した。


★午前中、この髪型の若者が、1人で見学にきた。注目するのは、アタマです。「浦上で、資料館の女性に勧められて来た」「コルベ神父を知っている?」「知らない」という。そこで最初に、コルベ神父のビデオ「身代わりの愛(8分間」)を見せた。黒い長イスに誘い、冷たいカン・ジュースを飲ませて、話を交わした。「新潟から、友だちが長崎にいるので、来ました」。もう10日ほどになる。ユースに泊まっている。長崎では、下駄つくりの店を訪ねたと聞いて、ふしぎに思った。手で作る作業、木彫を彫るなど、興味があるという。長崎といえば教会。ステンド・グラスを見るのも、好きです。声の優しい、まじめそうな青年だった。★アタマの髪の毛について、聞く。「高校の頃から始めて、10年には、なる。悪いことじゃないから、気にしない」。髪型を変える気持ちになれば、すぐ、7、3に分けられるそうだ。★その彼が言った。「神さまは、居ると思う。哲学者は言う。居ないと。でも、どこの国の人も、祈る習慣がある。教会の天井を見ても、上を向いて、祈りをささげる。奇跡を信じるわけではないが、ふしぎに助けられた経験があるじゃないですか」。正直に考えを、ぶつけてきた。★そこで問うた。「いま、心に浮かぶ言葉は何ですか」「ウーム」と考えて、「テキトウ」と言ったから、ちょっと驚いた。高田ジュンジの「テキトウ男?」「いや、そうじゃない、バランスです」と言い直した。劣る、抜きん出る、じゃなくて、中間って言うか。「中庸だね。格言に、徳は中庸にあり、というのが、あった」。彼は又、言った。「円(マル)が、好きです。マルの中心からだと、マルの周辺の長さは同じですから」「知らないこと、もっと知りたい」。青春だな、そんな匂いがした。★高校から保健の大学を出て、看護師、保健師の資格を持っている。3年間、働いた。1つの道でなく、「知らないこと、知りたい」。彼のバランス感覚が、そこにあった。一本道を行くのではない。仕事から離れて、新たな道を模索している。「すばらしいじゃ、ないですか。青年の話を聞いていて、感動した」。可能性を探して、自由に生きてみる。根は正直。神は信じる。手でつくるものに興味あり。資格、仕事は持っている。この若者に惹かれた。「日記に載せたいけど、いいね?」。ポーズをとって写真に納まった。「下駄が、いいね。初めただよ、下駄を履いてきた者は・・・」。降参しました。

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