2012年10月7日日曜日

納骨に出かける。外海のカトリック墓地に、従兄は眠る

秋晴れのもと、外海のカトリック墓地で、納骨がおこなわれた。従兄のペトロが、ここに眠る。享年88。司祭がお祈りを唱えて、墓地を聖水で清めた。遺骨を、墓の下の地下室に納めた。先祖代々、ここに遺骨が眠っている。墓地は、山側にあった。前方には、集落が点在し、その向こうに、海が広がる。儀式が終わって、司祭が、「おうちは、見えますか」と問うた。みんなが、海のほうを見た。「あの、森の木々に囲まれて、見えません」と、子どもたちが答えた。あらためて眺める外海の集落だった。「そう言えば、あの場所で生まれて、育って、働いて、いま、皆さんに見送られて墓地に眠る」。長崎へ戻る車のなかで、シスターが次のように言った。「家を出て、入院するとき、本人は、もう分かっていた。神さまに、呼ばれる。きちんと背広を着て、ネクタイを締めて、心して、司祭をお迎えして、ご聖体を受けた。入院するなら、シスターがいる病院へします。最後まで、信仰を貫いて、神さまに召された」。うらやましい死に方だった。常日頃、信仰に生きたからこそ、最後を立派に、息を引き取ったに違いない。シスターが又、言った。「母の命日に亡くなった」