午前10時頃には、聖コルベ館に着いた。洗濯をし、干していた物を乾燥機にかけて、昼食に出た。8人が食卓に居た。「どうも、おかげで、ゲンキになりました」と、先ずは皆さんに挨拶。早速、気になっていることがあった。出かけたのは、水曜日で、この日は、松下修道士さんの休みの日で、いつもサカナ釣りに行っている。「松下さん、どう、だった?あの日の水揚げは?」と声をかける。松下、当の本人は、フフ、フ、と笑って、「1ピキ。大きな、タイを、釣り上げたよ」と、満足カオ。「もう、サシミは残って、いない?」「ある、もんね、そんなに長く」と切ない返事。松下さんが写真を見せてくれた。それが、これです。「でかい、なあ」。感服した次第です。ごらんの通りの、こんなタイを釣り上げたんですからね。その日が、10月24日で、なんと誕生日だったという。「ええ、すばらしい」と感動ものだよ。昭和19年、戦争中に生まれた。外海の黒崎出身。「その日は、釣れるぞとという感触は、ありました?」「あったね。神さまは、いいプレゼントを、くださる」。普通は2人で漁に出ている。あいにく相棒の神父さんが上京のため、1人で出た。神の島のマリア像の足元を舟で出るとき、祈ったという。このタイの話を聞いた後、私は秘かに思ったね。あの水曜日、私は、ブリ神父さん(ポーランド人)の教会を訪ねていた。ブリ神父は言った。「タイには、成りきれない、ブリだよ」。相対する日に、一方では、現実にタイを釣っていたとは、ねえ。オレのアタマでは、見事に、つながった。おもしろいなあ」と感心した日でした。
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