10日ほど前に便りがあった。期日を指定して、「ぜひ、小崎サンを訪ねたい。会いたいです」と、熱望される。「ありがたいけど、今は約束していません。近くになったら、お電話を」。そして電話があって、「京都・宇治から訪ねて来ました」と、2人の女性が現れた。敦代さんと、静枝さん。敦代さんは、「20年前に来ました」と、下の写真を見せた。若い頃のボク。赤色のメガネなど掛けて、恥ずかしいよ。「小崎サン、お若いね」「フ、フ、フ、まんざらでも、ないね」。出会いを、2人は、心底から喜んでいる。落ち着かない。「ダンナさんは?」「家で、ルスバン。実はね、今日は、結婚、金祝の日なの」「えーっ、めでたい」。一方、静代さんは、長崎は初めてのよう。「2年前から、騎士誌を読み始めて、小崎サンの文章を楽しみにしている。5月号を読んで、病気で大変と知って、訪ねる気持ちになった。おゲンキそうで、安心しました」。同行の敦代さんは、洗礼の代母さん、という。「仲が、いいのね」。2年前に、母を、4年前に、父を亡くした。敦代は一緒に病気の両親の世話をしてくださった。お母さん代わりになっている。「写真、撮って」。嬉しいじゃないですか。わざわざ訪ねてくれて、励ましてくださる。「出逢いだけが目的で、2泊3日の旅です」「ああ、宇治ね。行ったこと、あるよ」。洗礼名は、「ルチア」と「小さきテレジア」。どっちが、どっちか、忘れた。20年前の、いっしょの場所で、また写真を撮った。2人は満足して、喜んで、オミヤゲ渡して、帰っていった。若い方の静枝さんは、「亡き両親のため、お祈りしてください」と願った。こんな出会いもあるんだなあ。
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