2020年7月25日土曜日

「こころの時代」のお陰で、ルルドで祈る。感無量。最後の登り

長崎・聖母の騎士。コルベ神父が、昭和7年5月に開いた「ルルド」。92歳のトマ修道士が、いま、ルルドへの階段を懸命に登る。前へ、行しかない。ルルド清掃係の白浜さんに聞くと、階段は「107」あるという。1段、1段、「行くぞ」「行くぞ」と自らを励ましながら、足を進めた。この日にちなんで、先ず聖母の騎士の山口院長神父さんに、「よろしくお願いします」とお頼みしていた。
6月23日(火)、朝、9時、高原修道士さんの運転で、ホームを出発。聖母の騎士に着くと、山口院長神父さんが待っておられた。テレビの取材班も既に待機していた。ルルドへの道は、平らな道、急な坂道、いろいろ有る。ディレクターは「車椅子」を準備していた。だが、階段は自分で登る。ふしぎとチカラが湧いた。ルルドに到着した時には、8年ぶりの年月に、新鮮さを感じて、目に涙がにじんだ。
ルルドのけがれなき聖母マリア像を仰ぎ、ヒシャクに、水をためて、飲む。感謝しながら飲む。この場所に、どれだけ沢山の思い出があるだろう。原爆死した母親から連れられて、初めてのお参りは15歳だった。母親のためにも祈る。「こころの時代」に取材されたお陰で、最後の「ルルド詣り」が出来た。令和2年の前半は、コロナで憂いたが、トマ修道士にとっては、最高の恵みの半年になった。
★テレビの取材を受けながら、長椅子に座って、静かに、ルルドの自然や、全体の樹木を眺める。葉の茂みの隙間から、キラ、キラと太陽の光がもれる。「これが、いいんだな」。癒される空気が、カラダを包んでくれる。安らぎがある。歩いて、広場の隅へ寄ってみた。長崎の街や、山の全景が、望遠できる。「いつも、こうやって、見ていたな」。巡礼者たちを、この場所まで案内するのが常だった。
★帰りは、トマを車椅子に乗せたまま、山口院長神父さんと高原修道士さんが抱えて(体重51キロ)、駐車所まで降ろしてくれた。「大変、お世話になりました」
★「ここには、けがれなき聖母マリアのお恵みと、聖コルベの身代わりの愛を求めて、多くの人が来た。それらの人たちと沢山、沢山の出会いがあった。それがトマの幸せになった」
★6月26日(金曜日)に、「こころの時代」の全部の取材が終わった。後は編集の作業に入ったらしい。ディレクターから、番組は全部終了しました、と報告の電話があったのは、7月17日(金曜日)だった。
★7月21日(火曜日)、昼、12時44分、NHKの長崎地方の番組で、予告編が放送された。去年の12月、自室にかかった1本の電話から始まって、長い月日が流れたが、熱心に尽くしてくれたディレクターと、その関係者に感謝した。後は放送を待っております。

3 件のコメント:

  1. 元日のエリザベット2020年7月25日 16:09

    楽しみにしています。
    録画もして、大切に保存したいと思います。

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  2. ルルドに登られ 良かった! 撮影終了おめでとうございます、番組を楽しみに待ちます。

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  3. 良かった。
    放送を楽しみにしています

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