2016年7月17日日曜日

老人は食べることが楽しみ、ゲンキのモトでもある

老人にとって食べることは、健康のモトです。楽しみでもある。3食、管理された食事をいただくのですから、ありがたいと感謝して、完食するように心がけています。「食べれば、ゲンキに、なりますよ」
★昼食は、ご飯に、サカナのかば焼き風、ほうれん草のおしたし、胡瓜のマリネ、かき玉汁、メロン、でした。
★食事のメニューを作っているのが栄養士の康子さんです。このホームに、35年勤めて、作ってきた。経験も、ホームの歴史も見てきているわけです。
★いつも感心に思うことは、3食、食堂にきて、話しかけたり、食べ具合を眺めたり、「何を、食べたい?」と聞いたり、食べる私たちと会話をしていることです。食材も特に気をくばり、業者との色々な交渉も、願いも、あるでしょう。35年、どれだけの入居者が食事でお世話になったことか。
★また炊事場には、ウチにこもって、姿は見せないでも、熱心に働いている調理場の職員さんたちが何人も居り、その功績もあります。みな、心を込めて作った、手作り料理です。食べている入居者たちは、みな長生きですよ。
★ホームに研修に来たのが、短大の栄養士コースの2人の女子学生さんでした。経験に満ちた康子先生の指導をうけて、毎日、楽しく通ってきて、老人たちと接していた。5日間という短い期間だったが、実際に現場で学んで、「将来、栄養士の道が歩めるよう努力したい」と、2人からは、康子さんに、お礼の手紙が届いた。懇談会のとき、「2人の短大生がお礼を言っておりました」と栄養士さんは報告した。
★聖フランシスコは、「出されたものは、感謝して、何でも食べなさい」と教えた。私は、栄養士さんに、「クジラ料理は、どうも・・・」と、つぶやいたことがあった。共同生活だから、わがままは言えない。皆さんは、クジラ料理は、おいしい、と言われているのにね。

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