2013年12月3日火曜日

聖ザビエルの祝日。戦後、間もなくの祭典は、忘れない。

聖フランシスコ・ザビエルの祝日です。ザビエルといえば、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師ですから、歴史の本にも登場し、誰もが親しく知っているでしょう。ザビエルの思い出といえば、強烈な痕跡がある。戦争が終わって、これまで迫害されていたキリスト教は、自由に信仰が出来るようになった。その頂点が、戦後、4年後に行なわれた『聖ザビエル400年祭』です。長崎・会場では、それは盛大な祭典でした。聖ザビエルの聖腕が、長崎駅に到着するや、全市民がこぞって歓迎しました。その時の興奮を覚えています。21歳でした。浦上天主堂の廃墟を整備して組み立てられた祭壇(写真・中央に聖ザビエルの御姿・両脇は天主堂の廃墟の壁)に、多くの信徒が雲集して、平和と自由と信仰の喜びを祈り、歌いました。あの感動は、戦後のカトリック歴史の大きな出来事です。そして強調したいのは、この祭壇を築いたのは、指揮をしたのは、記憶では、ポーランド人修道士のローマンさんでした。戦後は物資がなかった。ローマンさんは進駐軍などと掛け合って、資材を集めて、自由の発想で作り上げたのです。修道服を着たままの姿で、現場で、采配を揮っていた。姿が、今も残っている。「偉いなあ、ローマンさん」。今でも感心しています。ローマンさんは、100歳で、老人ホームで静養されている。人が生きている限り、歴史の思い出は消えない。