2017年7月6日木曜日

12歳の聖女の心は、私の心を貫く。清さを与え給え

聖女マリア・ゴレッティの記念日です。「ああ、今年も、この日が来たか」と、毎年、ある1人の女性を思い出すのです。1970年代、長崎オラショの旅を主催して、全国から巡礼者を集めて、長崎・外海・平戸・島原など祈りの旅を行ないました。30組には、なるでしょう。そのとき、ガイドに頼んでいたのが、マリア・ゴレッティの洗礼名を持つ女性でした。名ガイドさんで、彼女の説明に満足していたものです。
★マリア・ゴレッティは、イタリアの貧しい農家に生まれました。1890年です。たとえ生活は貧しくとも、清く生きることを神に誓っていました。彼女を狙う暴漢がおりました。彼女を犯そうとしましたが、極力抵抗して、暴漢の刃に命を落としました。1902年のことでした。生まれてから、命を捧げるまで、引き算をすると、12歳ですよ。彼女は貞潔を守り通しました。暴漢が成す事は絶対に許されていけない出来事です。「欲望の鬼」。悲しいことです。この世の中には暴漢の心を持った人が沢山いるのです。
★今朝の祈り。神よ、私たちの心に光を注いで下さい。『み旨を理解し』(これが、ポイント)いつも希望にあふれて、あなたの道を歩むことができますように。(教会の祈り、125ページ、結びの祈願)
★み旨を理解し、これがポイントです。何を神は望まれるか。罪を犯すな。隣人を愛す。からだの苦しみは、取り去るものなら、手当てをする。残るものには、受け入れて、主イエスと共に耐える。希望を持って生きる。悲しい顔はしない。これぞキリスト信者の生きる道。「聖女マリア・ゴレッティよ、我にも清らかな心を与え給え」

1 件のコメント:

  1.  はじめまして。明智一族の名ばかり信者です。
     今年は「トマさんのことば」を座右の書にできました。ありがとうございます。
     また、今回は、聖マリア・ゴレッティのことを知ることができ、幸せです。ありがとうございます。

     さて、来週7月17日は、417回目の(新暦での)ガラシャ忌です。当時の神父様たちは、ガラシャ本人の相談にのって下さり、「み旨を理解し」「主に結ばれて死ぬ」ことを示され、ガラシャは、善き死を遂げることができました。
     今年、高山右近様が「無血の殉教者」として列福されたのですから、ガラシャも殉教者として認めていただきたいものです。
     「ガラシャ」の名も、マリア様に因んだものでしょう。アヴェマリアの祈りの冒頭(当時の日本語で)「がらさみちみち玉ふ~」の「がらさ」、ラテン語で「Ave Maria、gratia plena、~」の「gratia」のスペイン語版です。


     

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