2017年3月13日月曜日

少女は育って、憧れと恵みの中に、シスターになる

身振り、手振りで話す、愉快なシスター。自室に訪ねて来た。同僚のシスターが焼き上げたという、大きな、貫禄のあるケーキを「おみやげに」と差し出した。「写真を撮らせてね」と声をかけると、こんな神妙な身なりになった。
★このシスターのことを、一日一話で片づけるのは、なにやら、もったいない。シスターになって、16年になる。看護師、助産師の資格を持っている。
★とにかく「コルベ神父さまが、大好きで、本当に大好きで」と手を振り回して語る。こっちの気持ちが、楽しくなりますよ。小学生の頃、母から「コルベ神父さま」の本を読みなさいと、渡されたが、日本での生活は書いていない。
★就職して、東京の四谷の店に行った時、「長崎のコルベ神父」を見つけて、「ああ、これだ」と喜んで、朝まで寝ないで読み続けた。よほど気に入ったらしい。
★読みふけった朝は、もうコルベ神父さまのことで、心はイッパイになる。嬉しくて、嬉しくて、幸せな気持ちになった。そして、ある病室へ行くと、なんと、その病者の枕元に、長崎の「聖コルベ小聖堂」の写真が置かれているではないか。思わず、「あれ、コルベ神父さま」と叫んでしまった。ソバに居られたお父さんが、「自分の結婚・銀祝のときに行きました」と言われて、その写真を戴いた。写真を部屋に飾って、「いつか、ここに行きたい」と願っていた。
★20代の前半の頃、いよいよ長崎へ。トマさんに会い、今は天国にいるフランシスコさんにお会いした。それから、10回は長崎へ行っただろう。「長崎の空気、信仰深い心が、強く心に残り、何度でも、行きたーィ」とシスターの手がやたらと動く。10回も来たからには、トマも覚えている。お母さんと来たこともあった。
★積もり、積もって、シスターになりたい希望が湧いてきたんですね。「人は、このように、神さまに導かれるのか。良かったね」
★「コルベ神父さまが、みんなの『光』となったように、私も、みんなのヒカリになりたい。修道名は、ルミナ、です」
★ロザリオの時間になったので、お別れした。いただいたケーキは、ロザリオの後、私の部屋の前の廊下に、長いソファーがあって、7、8人の女性群が、いつも、おしゃべりしている。ケーキを見せると、笑いと、喜びのなかで、ワイワイ言いながら食べた。私も、一切れ、食べました。シスター手作りケーキは、うまかった。