2012年6月19日火曜日

珍しい客。バックの祭壇を作る。20年ぶりに来た。歳とったな

「ピン、ポン」。玄関に長身の老人男性。「オオ・モリです」「どこの、大森?」「滑石(なめし)です」と聞いたら、「ああ、茂男さんね」。すぐ名前が出てきた。不思議だなあ。名前はよく忘れるのに、瞬間、ポンと記憶から出てきた。資料室へ誘う。大森茂男さんは、今、写真に写っている白い祭壇を作った工作者です。1992年の作ですから、20年になる。「おお、ゲンキで良かったね」「小崎サン、病気じゃなかったの?」「ああ、まだ大丈夫だよ」。茂男さんは昭和5年2月生まれ。82歳。蛍茶屋まで市電で、1人で歩いて来た。長年、三菱電機に勤める。60歳の定年だから、もう何年も、好きな工作で祭壇を仕上げてきた。最近はもっぱら散歩。毎日、交代で、3つの教会を回っている。時津、長与、滑石の教会。「ゲンキなのが、いいねえ」。土曜日の夕方、5時から、西町教会まで歩いて、ミサで祈る。「信仰は、自分で、育てていく。人間が分かり、自然の神秘が分かり、神さまが感じられる。自ずから、祈りの追憶のなかに入っていく」。嬉しくなって、記念に写真を撮った。「この祭壇を残す間、今日、大森さんが訪問したのは、記念日にするからね」。本人は喜んで、ルルドの坂を登って行った。突然、こういう人に訪問されると、嬉しいなあ。