1夜だけ、闇に華麗な、白い花。
今朝、ミサ帰りには、この姿。
見られ、誉められ、なぜ咲かぬ?
ひっそり、精一杯、咲いて、しぼむ。
「こころ生き」は、なにも、ない。
人の生涯も、また同じ、か。
★これまで何度も、月下美人の満開の白い大きな花を日記にも載せてきた。この度も「ふくらみ」のツボミが、首をもたげていた。「ああ、これなら、今夜あたり、咲くかな」と、期待はしていた。残念ながら、夜勤の職員さんに、写真を撮るのを頼み忘れる。今朝、見たら、既に精気は抜けて、この状態。何やら、人間の生涯を思わせた。芽を出した。根気よく育てて行く。成長し、やがて花、開く。平凡な人生でも、すばらしい。それなのに、なぜ、人の世には、悪や汚れや、ダマし合いがあるのか。
★こんな旅の経験を思い出した。外国に1人旅したとき、民衆が大勢集まる「お祭り」があった。バッグを背負って、喜々として、雰囲気にハマっていた。人が一杯。もまれ、押される。するとバッグに、なにやら異変を感じた。バッグを見ると、鋭い刃物で、バッグの底を「スパーッ」と切られていた。危(あわ)や、ギリ、ギリのところで、サイフ、パスポートを抜き取られる災難だった。これは「悪」だよね。ところが、そこへ女性が現われて、バッグを修理してやるという。家に連れて行かれて、バッグの底を、糸で縫ってくれた。これは「善」だよね。お礼をしたか、どうか、覚えていないが、もし、その女性も、脅しを迫ったら、どうなるか。今、思えば、いちばん怖いのは人間だ。油断は出来ない。善もあれば、悪もある。交差する中で生きるのが、世の中。月下美人のように、美しく咲きたい。
★今日は、午後から、トマは、歯科へ診療に出かけます。入れ歯がないのが自慢です。だが、老いは、歯にも来る。歯は大切に、長生きの秘訣。
>これまで何度も、月下美人の満開の白い大きな花を日記にも載せてきた。
返信削除検索で探してみました。すると、例えば2019年7月12日金曜日に婉然たる美人が映っています。
へへ、花に疎い私は、このとき見たのには違いないにしても、もう後はすっかり忘れてしまったようです。
早朝の月下美人も、また美しいと思いました。
返信削除大きく開いている時だけが満ちた時ではないと
知らされました。
咲き方にも、開き方にも、見られ方にも、
方向や時間、環境や関わりがありますね。
月下美人は、写真の姿をトマさんに撮しとって
もらい、幸せに感じていると思います。
がぶらってぃの手元には多くの花はありません。
ですが、街の花壇を世話する緑のアダプト制度
というものに登録し、育ちを見つめて応援し
始めました。
植物の生物としての発信を、近しく感じ
とれる喜びを知っているところです。
自分も、植物と共に育つというのでしょうか。
外国の旅での危険な事件では、直後に善意を
体験されるという、振り子の両方に身を置かれた
のですね。
ギリギリのところで避けられた大きな被害に、
よく乗り越えられたと思います。
トマさんはどこにあっても護られていますね。
欧州では最近でもロマの人々による物取りや
スリが横行していると聞いています。
現地人は、ロマを悪とくくってしまうことが
多いように見受けます。ロマにも彼ら独特の
文化を守りながら、静かに暮らしていける場が
もたらされるよう祈りたいと思います。
歯科受診前のお忙しい時間に、写真も含めた
投稿をありがとうございます。
トマさんの旅のお話は、どれも映画のように
イメージが膨らみます。ジンクーエン。