2020年10月4日日曜日

憧れる修道士の道。祈りと兄弟意識で乗り越える。聖への追求は残る

 アシジの聖フランシスコの祭日。写真は、ホーム・湯江教会に飾られた聖フランシスコのご像です。「フランシスコ」は、教皇さまのお名前でもある。またホームの名前も聖フランシスコ園です。ホームのお祝い日でもある。昼食には、ちらし寿司と刺身が出ました。

★聖フランシスコのどこに惹かれて、フランシスコ修道会の修道士になったのだろう、と考える。お互いに「フラテル=兄弟」を呼び合う「平等性」。父なる聖フランシスコは、主イエスのように生きたいと望んだ。魚や小鳥に説教し、オオカミと仲良くなり、市民を和解させる。流れる小川や、きらめく星座を仰いで、兄弟よ、姉妹よ、と愛しんだ。清貧に徹した聖人の跡を歩みたい。

50年前、初めてポーランドのコルベ神父創立の二エポカラヌフ修道院を訪問。そこには250人の修道者たちがいた。トマと同じ修道服を着た、こんなに多くの修道士たちを見た感動に、心が湧いたね。大きなカラダで、同じ服を着て、明るい表情をしていたね。「アリガト」「ヤポンスキー」「ブラチェ=兄弟」。彼らは愛想が好かった。笑っちゃう、よ。でも考え、道は、1つ。國は違っても、そう思った時、嬉しかったね。
祈る修道士たちの姿。修道士だからといって、欲や我が侭が消えたわけではない。人間なら、同じように誰しも持っている。コケる事もあれば、落ちる事もある。しかし一方で、聖なるものへ向かう気持ち、願いも確かにある。回心しては、少しだけ前に進む。その繰り返しの毎日です。こういう大勢の修道士たちの中に、日本人のトマが1人ポツンと立っていると、ふしぎな感覚に捕らわれた。そんな昔の思い出を今日は考えました。
★「いけないことは、無くしていこう。これが人間、本来、持っている、姿です」

2 件のコメント:

  1. マリアr・フランチェスカ2020年10月4日 20:07

    師父聖フランシスコの祭日おめでとうございます!

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  2. がぶらってぃ2020年10月22日 16:39

    ニエポカラヌフ修道院を歩かれるフラテルの姿に、
    ああ、この方達はひとつひとつ赦されて
    進んでおられる方々なのだと実感しました。

    昭和40年代でしょうね。
    大事な記録を共有くださり、
    ありがとうございます。

    がぶらってぃにも、大勢の中のたった一人の
    日本人だった経験があります。その時の
    出会いも、神が用意してくれていたものと
    わかります。祈りの中に彼らがいる時、
    心に何かが点ります。

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