2020年3月19日木曜日

ダイ・ソレタ人生じゃ無いが、人は、それぞれ生きる価値はある

入院の日の、トマです。
★まずは、尿の採取、血液の採取、次いで、点滴が始まる。血をぬく血管は、太い。点滴を入れる血管は、細め。特に、高齢になると、血管が出てこない。
★看護師が、針を刺す時、「ジィーッ」と見つめる。何も言わない。何度も、針を突っ込む看護師。先輩を連れて、依頼する看護師。とうとう入れきらずに、医師に頼む看護師。トマは、これまで黙って見てきた。ところが今度の看護師は、一発で入れた。「おお、やるじゃん、おみごと」。ベッドに横になって、手をあげて、なんの合図だよ。「まだ、トマは、生きているぞ」の感じかな。この後、辛抱のステントの入れ替えが行なわれる。
★病院の食事は、たべやすい。これが昼食。鶏肉だった。ステントの入れ替え後は、2時間安静。夕食は、6時10分とメモがあった。あの日は、魚だったな。
★病院に居て、何を考えていたか、って、そうね、深刻な事は考えない。「ダイ・ソレタ人生じゃ無かったが、人は、それぞれに生きる価値はある」。そんな思いだね。何は、ともあれ、無事に終わったので、良かったよ。
★ホームに帰って、その夜は、自分のベッドで安眠した。広々としたベッドのマット。故・中島神父さんが残した「カイロプラクテック」。マットの上に、じか寝する。フトンは、ない。夏になると、裏返して使う。
★きょうは、教会では、聖ヨセフの祭日です。朝、4時30分に起きて、教会へ。ミサで、感謝の祈りをささげた。
★朝食、体操の後、入浴した。常連の男性が入っていた。「何年の生まれね」と聞くと、終戦のすぐ後に生まれた。16歳で潜水業について稼いだ。その後、水産会社を立ち上げた。倒れて、ホームへ、3年7ケ月になるという。「やっぱ、見ていると、ですよ。神父さんも修道士さんも、フツウの人とは違いますな」と、しきりに誉める。「あなたも、世間の波にもまれて、光るモンが、あるばい」。おかげで、身も、心も、清くなった気持ちで、湯から上がった。
★山のシスターの修道女院に電話をかけた。「聖ヨセフの小聖堂で、なんか、行事が、あっとね」「あるよ。でも、来ないで。コロナだから」。下の写真が、小聖堂の祭壇と壁画です。

2 件のコメント:

  1. 日記の愛読者のひとりです。

    92歳の誕生日おめでとうございます。

    手術。大変でしたね。無理をされず今しばらくは安静を心がけてください。

    3月17日は、日記のアップが遅かったので心配しました。
    ライブカメラで南フランスのルルドを見ながら、心で手を合わせました。

    数日前までは観光客や信者がたくさん見えたのですが、今は座席にその姿がありません。相撲と同じく「無観客」の祈りの時間となってしまっています。

    ニュースによれば、3月17日正午からフランス国民は、少なくとも今後15日間、外出禁止とのこと。
    でも、祈りは続けられるのでしょう。

    https://www.youtube.com/watch?v=EBSyUYeU80Q



    YouTubeで見ると、ルルドのライブカメラをいま見ている人の数がわかりますし、画面下にあるバーを動かすと、過去12時間の様子を見ることができるので便利です。(8時間の時差があるので)

     是非ミサの様子をご覧ください。


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  2. マリア・フランチェスカ2020年3月19日 16:57

    聖ヨセフ様の祭日おめでとうございます。
    トマさんが安心され祭日ミサに与り
    神様に感謝致します。
    この場を借りて
    橋口達夫修道士様の修道名お祝いおめでとうございます。
    フランスそして世界中の新型コロナウィルス感染が一日も早く終息されますようお祈りしております。

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