2019年3月22日金曜日

聖ヨセフの祭日の午後、小聖堂でミサ。シスターの祈りと聖歌

歌う喜び。祈る希望。人は、何らかの夢がなければ、生きていけない。ポーランド人の3人のシスターが、ポーランド語で歌う。チンプン、カンプン、何が、何だか、わかりません。題を聞くと、「ロズモーバゼ・シュエンテム・ユゼフェン」(まちがって、いるやも知れぬ)。訳して「聖ヨセフの語り」です。
★聖家族の守護者・聖ヨセフの生涯は知られていない。そこで歌う。「聖ヨセフさまよ、あなたは、ミリアム(ヘブライ語=マリアさまのこと)と一緒に生活して、日々何を感じていましたか?食卓で、何を話していましたか。神の御子であるイエスは、人の噂(うわさ)では「大工の子」と呼ばれた。何を思いましたか」。それが内容だそうです。
★ポーランドでは、よく歌っている。3人のシスターは心を合わせて、遠くポーランドを思いながら歌っていました。めずらしい歌声に、皆さんは聞き入りました。
★余分ですが、シスターを紹介しますと、立って歌うシスターは来崎20年になります。日本語は上手です。ポーランド、韓国でも活躍した。後の2人は、まだ新米。3年と、1年半の滞崎で、学校に通って日本語の勉強中です。3人は小長井町の修道女院に奉献生活を務めています。山の中ですよ。寂しい場所です。でも大きな施設がある。
★修道女院・施設の広い敷地内に、聖ヨセフに捧げられた小聖堂がある。先日の聖ヨセフの祭日に、ここでお祝いのミサが行なわれました。ミサの司祭は、長崎・聖母の騎士の山口神父さんでした。そのミサで、聖体拝領の後で、3人は歌ったのです。
★このお祝いのミサには、ホームから瀧神父さんと高原修道士さん、トマの3人も参加して祈りました。豪華な壁画がある聖堂です。「ヨセフのところへ行け」と聖書の言葉が書かれている。聖ヨセフにお願いすると、必ず聞き入れられると信じて祈ります。沢山のお恵みも、これまでにあった。小さな聖堂ですが、巡礼地になっています。
★聖ヨセフ小聖堂が建立したのは「1972年」と外壁に刻印されていました。コルベ神父が福者になった翌年です。コルベ神父への喜びと希望があったかも知れません。かなり古い聖堂になります。
★聖ヨセフは神の御子イエスさまと御母マリアさまに看取られて天の御父のもとに帰天しました。これほど良い最期はありません。聖ヨせフは「臨終を迎える者」の保護者といわれます。私たちも聖ヨセフに祈りましょう。生きるチカラが湧いてくるでしょう。
★小長井町の修道院で炊事の担当だったカシアノ修道士(ポーランド人)は、聖ヨセフの熱烈な信心者でした。夕食を作り、仕事を終えて、自室に戻り、ベッドに横になって聖ヨセフに迎えられて神に召されました。

1 件のコメント:

  1. 修道女院のyoutube動画にて歌を拝聴いたしました。
    歌の内容を知ることができ大変感激いたしました。

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