2016年5月24日火曜日

天草から来た旧友との出会い、語らい。幸せに

ホームに居ても、ひとり、ポツンとしているわけではありません。周りの人、職員さんと会話したり、入居者と話したり、結構、語り合っていますが、外部の人と話すのは、めったにないことです。そう、そう、訪問者は、あまり居ないのです。
★めずらしく、天草から、幸男さん夫妻が訪ねてきた。戦争が終わった頃に、長崎・聖母の騎士神学校で出会った彼だった。彼から、ラテン語の聖歌を習った思い出がある。音楽に長けていた。去年も、来たことがある。これで、2度目。ただ今度の訪問は少し違っていた。
★ホームの入江さんと同級生。大曾神父さまとも同級生。お互いに懐かしく、入江さんとは、「80年ぶり、だからね」と、笑い合った。ダレ、ソレ、知っているか。思い出そうとする。彼は、神学校から、海軍の予科練に志願して、終戦を迎えて、また神学校に戻ってきた。入江さんは陸軍・関東軍で、満州に行ったという。2人は数年後、同じように、社会で働くようになった。思わぬ出会いに、天草の幸男さんは喜んでいた。「アンタたちも、ホームに入れよ」
★入江さんは、天草の沖までサカナ釣りに行っているよ、と言いながら、懐かしく、旧友を眺めていた。ただ、2人とも、耳が遠くなった。大きな声を出さねば、当時は語れない。80年の歳月は、やっぱり長いな。
★幸男さんが、スタ、スタ・・・歩いているのに、達者やなあ、と思った。人間は、歩けるのが一番だ。おみやげに、長崎のカステラを幾つも抱えて持ってきた。カステラは、やっぱり、うまい。

1 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2016年5月25日 9:58

    神学校の同級生会本当に楽しそうです。
    聖フランスコ園に皆様が集まってご縁ですね。
    長崎のカステラは最高です。

    返信削除