2016年5月9日月曜日

マリアさまの「ルルド」。静寂な山に、ひっそりと・・・

ホームから車で、更に、山の方に向かって15分ほど走ったところに、養護施設がある。戦争が終わって、すぐに出来た子どもの施設で、歴史は長い。施設内に、私立の小・中学校もあった。男子の修道院もあり、1人の修道士さんが、ほとんど単独で、ブルトーザーを運転・操作して、石を積み重ね、「ルルド」を造った。
★ひさしぶりに、その「ルルド」を訪ねた。30年は経過したか、緑の木々にかこまれ、静寂で、祈りの雰囲気に適する環境になっていた。通路も作られ、小さな池に、竹筒から清流が落ちていた。
★時代は流れ、人は変わる。ルルド造りに専念した修道士さんは、別の場所で、静養されている。
★ルルドの入口に、石碑があり、「愛 希望 信仰」と記されていた。これは、一時期、この養護施設や私立の学校で活躍した「ペトロ石橋孟(いしばし・たけし)修道士」さんの、92歳のときの字であった。この字の後、亡くなった。25年になる。愛称は「ぺェーさん」。子ども、おとな、誰からも慕われていた。この山の施設・学校・修道院と、ペトロ石橋孟先生の思い出は尽きない。
★施設の小さな子が、泣きながら、ペトロ先生に寄ってきた。「アイツが、オレに、『ぱーァ』、『パーァ』と、イジメルと、ばい」「おまえは、パーか。オレは、ペー、ぞ。パ、ピ、プ、ぺ、ポ・・・・と、パーァが、ペーェより、上やっか」「そう、ね」と泣く子も黙らせる慈愛に満ちたペェーさんだった。
★この施設で育ち、学校を卒業した子どもたちは、幸福に暮らしているだろうか。沢山の思い出がある、山も、庭も、建物も、教会も、静まり返っていた。