2013年7月21日日曜日

少年の頃の夢は純粋だった。甦らせて、清く残したい

東京・昭和館(靖国神社の近くにある)に行って、何を見たいのか。マンガの「のらくろ」と、「冒険ダン吉」です。両親の出稼ぎによって、北朝鮮で生まれ育った少年は、内地から送られてくる「少年倶楽部」が最高の読み物だった。当時の小学校の先生は、日本の国の状態を、次のように説明した。「日本の国には資源がない。有るのは米と魚だけ。石油がない。ゴムがない。鉄も石炭もない。これでは日本は豊かになれない。繁栄の方法はどこにある?無いままに、貧しく耐えるか。海外へ進出するか、いま瀬戸際に立っている。アジアは既に、欧米の植民地化になった。日本も危ない。海外へ出て行くこと、日本人は誰しも望んでいる」と。その反映が、マンガの「のらくろ」と「冒険ダン吉」だった。のらイヌの黒が、軍隊の一平卒から、さまざまな経験を経て、上官に進級していく。進歩に憧れる。一方、ダン吉は魚釣りに出かけたが、遭難して、南の国に流れ着く。現地の人たちと「仲よくしながら、協力して、王国を築く」。この仲よくが、ミソ。そこには清い夢があった。暴力や、虐待や、殺傷は全くなかった。平成の世、いま昭和館で何が見たいのか。争いや、盗みでなく、少年の頃、抱いていた、憧れていた、その夢を、もう1度、よみがえらせたい。少年の思い出を美しく飾り直して、残したい、それが望みなんです。さて、どんな印象を受けるか。