2013年2月8日金曜日

誰にでも、やってくる、死。また、1人の仲間を見送った

1人の修道士さんが、亡くなった。83歳であった。先日、お見舞いに行ったとき、口をあけて呼吸をして、目は閉じたままだった。穏かなカオをしていた。「ライモンドさん、ライモンドさん、トマだよ、トマが来たよ」と、カオの近くで呼びかけると、「ピク、ピク、ピク」とマツゲが大きく動いた。「ああ、わかっているんだな」。その彼が、神に召された。若者のころ洗礼を受けて、修道院へ入り、主に、料理を作りながら、奉仕をしながら、老いるまで生涯を貫いた。穏かな修道士だった。低い声で語り、優しい目をしていた。「生涯を貫くとは、大変なことだよね」。そして誰にでも、やってくる死。若いころは、死ぬなんて、あまり考えもしなかったが、老いてくると、やはり考えるのは、自分の死に方だ。楽に死ねるか。彼の最後は、眠ったままで、いつ呼吸が止まったのか、わからなかったそうだ。うらやましい死に方だった。