2019年4月15日月曜日

「書道」で「令和」。ホームで温かく、穏やかに生きつづけたい

ホームでは月に1度、趣味の「書道」が行なわれている。新・年号が「令和」になったことで、早速、「令和」を書いた。まあ、まあ、の出来だ。他に「意気、雲の如し」もある。先生が「令和」の手本を書いてくれた。
★4月も半ば過ぎて、「平成」も終わる。平成31年、この平成は、私にとって、どんな年であったか。2つに分けることが出来る。修道服を着て、聖コルベ記念館に座っていた24年。その後、修道服を脱いで、ホームに入った5年間、気持ちは大きな変化を遂げた。
★聖コルベ館の時代は、多くの「出会い」に恵まれた。巡礼者に出会い、観光客を案内し、修学旅行生たちに、コルベ神父の「身代わりの愛」を語りつづけた。「出会い」とは、私が修道服を示して、何かを発信するのではなく、相手からも受け取る、何かの輝きを受け取る、それによって、自分も変わっていく。そうでなければ真の出会いには、ならないと感じる。修道服を着ているだけで、その中身は何なのか。出会いでは、そこが問われる。私に出会うことによって、キズついた人も居ただろう。
★だが、いま考えてみると、聖コルベ館の出会いは、本当に恵みであった。ホームに来て、仕事がなくなり、孤独になり、今までとは変わった「孤独」に落とされた。それでもホームにも恵みの出会いはあった。聖コルベ館で、夏の暑い日、1人で訪ねたフランス人に、1杯の冷たい水を差し出し、飲んでもらった。その有り難さからフランス人は、私がホームに入ったと日記で知って、わざわざ訪ねてきた。
★ホームの出会いは、聖コルベ館からのご縁が多い。出会いは、愛で、つながっている。平成の半ば頃、聖コルベ館に訪ねて来た「まゆみ」さんは、きょうも、「塩零梅」を2つも送ってくれた。私が「減塩の食事」を取っていることを知って、塩を使わない「梅干し」である。「リンゴ酢」と「はちみつ」で仕上げた逸品だそうで、以前も頂いており、ありがたく食べている。「まゆみ」さん、ありがとう。
★ホームで迎える「令和」は、最初、「令」の字が「冷たい」感じがした。寒いところで育った私には「令」は「零下」に、ピンとくる。間もなく始まる「令和」は、ホームに居ても、温かい、和やかな日々に生きつづけたいと願う。

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