2018年11月24日土曜日

ペトロ神父。2人並んで、心は、いっしょ、だよ。仲間、だよ

「兄弟の集い」で会ったペトロ・イシトク神父。ルーマニア人。最初に聖コルベ館で会ったのは、2009年秋だった。あれから、2、3度、東京へやってきて、環境が自分に合うか確認して、とうとう日本に定着した。背丈は、トマと、イッショだよ。だから親しみが湧くんだね。「オレたち、仲良し、だもん、な」。またペトロ神父、声も、心も優しいんだ。気にいったよ。
★トマは普通、自分が小柄だとは思わない。しかしペトロ神父と一緒に写真を撮ると、ああ、こんなに自分はしているんだな、と思う。それは、それで、いいじゃないか、ネ、ペトロよ。小さくても、心は温かいさ。ヒトに負けないさ。気合は入っている。
★「ペトロ」と呼ぶと、彼は、すっ飛んで来る。彼は言った。「少年の頃から、ニッポンへ行きたい、こころがあった。神さまに祈っていた」
★歳はトマが90歳。ペトロ神父は49歳。今からが働き盛りだよ。期待しているよ。ペトロ神父、トマに聞いた。「ポーランド、何回、行った?」「10回、だよ」。フ、フ、フ、と笑う。
★実は、トマは、ペトロ神父とイッショに、彼の国、ルーマニアへ行くのが念願だった。ルーマニアは正教が8割で、カトリックは少ない。でもリッパな教会がある。修道院もある。ペトロ神父と手をつないで、巡礼したかった。2人を見れば、絵になるよ。話題にもなるよ。聖コルベ館に居るとき、手描きの色紙を売って、収益をペトロ神父の家族のルーマニアへ送金したことも数度ある。
★ペトロ神父は双子だそうだ。もう1人は女の子で、背がずば抜けて高いという。名前が、セシリア。「ペトロと、セシリア。双子の子供に、なぜ両親は名前を付けたの?」「お父さんの名前が、ペトロ。お母さんが音楽好きで、セシリア」。聖女セシリアは、3世紀に殉教したローマの貴族の『おとめ』。教会が建てられ、広く記念され、音楽の保護者として尊敬を集めている。ルーマニアへ行って、そのセシリアにも会いたかった。
★今度の「兄弟の集い」のとき、ペトロ神父が、ルーマニア織りの赤い布を、トマに、そーっと渡した。「おみやげ、もってきたよ」。前にも、もらったが、それは大事に、ホームの自室に飾っている。今度、貰ったのは、ごらんの通り、真っ赤な織物だった。縦、90cm。横、32cm。ペトロ神父さんが言った。「たぶん、これ、おかあさん、編みました」。母思いの遺品をくれるなんて、ペトロ神父さん、ありがとう。大切にするよ。
★昨日の「兄弟の集い」は不参加でした。今日は、最終日、司祭叙階金祝・銀祝のお祝いがあります。朝、朝食は湯江修道院で頂いて、8時45分に出かけます。それで日記は出発前の、早い時間に記しました。今日のお祝いのミサや説教、祝賀会の様子は、次の日に記しましょう。「真福八端を生きた聖マリア、私たちが聖性の道を歩めるよう、祈ってください」。では、行ってきます。

3 件のコメント:

  1. 今日 本河内に行く予定でしたが 家族の事でドタバタしてて行けませんでした(TT)

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  2. 優しい温情が、伝わってきます。まるで親子のようなお話ぶりに、心が満たされます。

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  3. お二人さんでルーマニアへ行かれるとすぐさま有名になりそう。
    同じ背でしかも同じ修道会員。地元の新聞にも載りそうですね。

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