2018年9月29日土曜日

外海・山崎政行さんのお宅訪問。旅の思い出あり


外海の広い海。海の彼方は五島列島。白い建物は「遠藤周作文学館」。手前は「道の駅」。車運転の渡辺幹雄さん。長崎へは23回目。「小崎さんに会うのは6回目。最初に聖コルベ館で会ったとき、『洗礼を受けて来なさい』」と言われた。8年後、洗礼を受ける。霊名バルトロメオ。五島は1回だけ。「もっと何回も行かなくては」と勧めた。眺めのよい道の駅で、バイキングの昼食を食べた。品数が多くて満足でした。
★黒崎の山崎政行さん(89歳)のお宅へ行く。立派に飾られた家庭祭壇。手前は細長く畳の部屋になっており、ここで「長崎オラショの旅」の際には昼食をとっていた。山崎政行さん、スマ子さんご夫妻がお世話をしてくれた。きょうはスマ子さんは「デーサービス」に出かけて不在、残念でした。
★山崎政行さんは長年、ビデオの制作をされており、第一回からオラショで来た巡礼団の収録も残してある。昭和51年(1976年)6月、52名が最初で、第三十七回までお世話になっている。全部を収録して保存。第一回を見せてもらった。韓国人司祭1名と韓国人達10名程も参加している。笑いや拍手で盛り上がり、スマ子さんは「おてもやん」を踊って妙な顔つき、体ごなしに喝采を受けている。今となっては懐かしい。
★その後、山崎さんは外海の山中に、金鍔次兵衛の隠れ岩を発見して、以来、自ら引率して巡礼者の案内・解説を始めた。29年間に、400回努めた。ミサも現地で43回捧げられる。188名の殉教者列福の際には、金鍔次兵衛も入っているが、列福調査の証人をも務めた。それらは皆、ビデオに収めている。これらの山崎さんの功績を聞かされるとき、彼を親友にもった幸せを感じる。ぜひとも山崎さんには会いたかった。
★山崎さんは、昭和56年(1981年)、ヨハネ・パウロ二世教皇さまが長崎へ来られたとき、歓迎の場で、教皇さまの手と触れ合った。その感触に温かいチカラを感じて、信仰生活の再出発となったという。先日、そのことをNHK・テレビから取材を受け、「今度テレビに出ます」と喜んで居られた。番組はNHK「歴史ヒストリア」で、10月3日、午後10時~11時10分。再放送、10月7日、午後4時45分~5時55分。
★『トマさんのことば』「神よ、あなたは呼び求めるヒトの近くに居られます」。ソバに、神さま。その実感を胸に、心に感じるとき、安らぎの日となる。