2017年2月7日火曜日

許す心。キズはないが、覚えている。歴史を知ろう

廊下のスピーカーで、「電話です」と呼ばれた。放送局の女性記者からだった。近々、小崎さんに会って、勉強がしたいと言う。老人は時代を生きてきたから、昔の出来事は自分の心身と一体のように染み付いており、当たり前に思っている。しかし若い人は、そうではない。いつも一から学ばなければ理解し得ない。「ある程度、勉強してから来てください」「小崎さんの『オラショの旅』を読んでいます」。当方からすれば、「どうして、そういう疑問が湧いたのか、知りたいと思うのか」。その方に興味がある。
★昨日の日記で、韓国人の神父さまに出会って、テグの大司教さまの話をしたが、韓国・テグでの写真(2007年)が見つかったので、載せました。
★大司教さまに聞いた。「少年時代、誰から一番影響を受けましたか」「生活態度や信仰は、母方のお祖母さんから受けました。カトリック思想は父からです」
★「少年時代に、生涯、基本になるような、何か、『許す心』のエピソードはありませんか」「戦争中、小学二年生の担任は、日本人の先生で、軍人でした。とても厳しい先生で、たびたび叩き、ある日、私は先生から、ひどく殴られました。理由は分かりません。父には言わない。父も聞かない」。私は当時の状況が理解できて、胸が痛んだ。「心に、キズは、なかったですか」。大司教さまは、短く、答えた。「キズは、ないです。覚えている」
★「愛があるところ、敵はない。敵がなければ、争いはない」。大司教さまの言葉です。病気をなさっている大司教さまのため回復を祈ります。