長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年6月6日金曜日
今朝のパン。シロ・パン。クロ・パン。エガオのパン。
こんな写真をのせて、びっくり、ですよね。40年まえ、初めてポーランドを旅したとき、コルベ神父が生まれた町で撮った1枚です。楽しそうに笑う、少女たちの顔。★きょうは、月の初めの金曜日。初金曜といいます。朝、5時に起きて、昼の12時、アンゼラスの鐘がなるまで、沈黙といって、しゃべりません。心を静かにするわけです。朝食も、10人居りましたが、沈黙で食べました。初金は、チーズも、ジャムもありません。★パン、1枚と、牛乳を飲みました。パンを、シゲ、シゲと見つめると、なぜか、ふと、ポーランドのパンを思い出したのです。黒い、かたい、パンでした。ポーランドの修道院で食べました。200人ぐらいの修道士が居たんですよ。おいしいパンでした。次に連想したのが、ポーランドの、この写真の風景でした。1971年秋の写真です。絶対、忘れない1枚です。あれから、30年経って、同じ町で、左側、3人の女性と再会しました。みな、母親になっていた。あれから、また、10何年ですよ。元気でいるだろうか。思い出だけが、若々しく、残っています。★どこの国の人も、笑えば、幸せになる。愛と、平和が、エガオを生み出す。パンの色は違うけど、エガオは同じだよ。今朝は、それを思い出しながら、食後の、くだもの、ビワを食べるのも、犠牲にした。
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