長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年6月10日火曜日
本気で、足の衰えを、憂うべし。わが身のためぞ。
院内で収穫したビワです。見た目は素朴だが、陽の光をあびて、甘さは充分、おいしかった。今年はビワのあたり年です。ナガサキじゃモン、たくさん食べよう、かけ声をかけた。幸せを感じる初夏です。★今朝は、絶食する。予約の診察。泌尿器科へ行く。胸のレントゲン、腹部のCT、心電図をまわって、先日の血液検査と共に、お医者さんの判定を受けた。腎臓に大きな白いカゲがある。毎たび見るカゲだが、これが「石灰化」です。どうしようも、ない。カゲを抱きつつ、ステントを入れつつ、生きて行くしか、ない。玄関を出ようとして、看護部のシスターから声をかけられた。「シンパイしていたのよ。どう?足腰をきたえて、老化を防ぎなさい」。1枚の紙を渡される。食べ物、運動、骨折するな、など書いてあった。ありがたく受け取って、「実行を心がけよう」と思う。本気で、足の衰えを憂えた日だった。★今朝、黙想のとき思った。生まれた時から、この道です。導かれて、閃いて、この道(信仰)に入ったのか、実はそうではない。導かれようが、恵みがあろうが、ふつうに生きても神さまに手をあわせたいのです。理由を見つけるのでなく、病気でも、苦境でも、この道、この心境で歩みたいのです。そんな気持ち、よろしいでしょうか。
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小崎さんのように
返信削除私もこの道、この心境で歩んで行きたいです。
診察お疲れ様でした。
食べ物、運動にお気をつけ下さいませ。
札幌から応援しております。