2013年10月19日土曜日

韓国・ソウル滞在、2日目。聖コルベに、修道服、ホットする。

アンドレア金・神父さんが迎えに来る。9時に、ホテルを出発。ソウル市内から高速道路に乗った。すぐさま渋滞に巻き込まれる。「土曜日なので、山や、海の方向に出かけるクルマです」。ゆるゆる運転。やっと、田舎の道に入って、約2時間を要して、めざす山地に着いた。石門の坂を登る。大きな赤い建物があった。コルベ神父の看板と、修道服姿を見て、ホットする。「ここに来るのが、目的だった」。院長神父さんに会う。騎士会の本部になっている。「韓国版の長崎のコルベ神父」本を送ってくれて、ありがとう」。いくばくの寄付を差し上げた。騎士誌は、1万部ほど刷っている。皆、無料で発送している。この赤い建物は、1階が、騎士誌の編集部、事務所、インターネットの発信所などになっている。2階、3階が、修道院で、7人の修道者が生活している。修道士は、2名。もう1つ、赤い大きな建物があって、これは聖堂で、ちょうど信徒たちが集まって、司祭の説教が行なわれていた。★7年前に来た時は、建設当時で、赤い建物はなく、プレハブの平屋が2棟あった。そのプレハブは残っている。広い敷地で、約5万坪。彼方に、山の峰が見える。韓国の人は今、登山がブームで、若者たちが貸切バスで、ここに来て、黙想して、祈って、新鮮な空気に触れて、山にも登る、そういった目標で、この場所は盛んに人が来ると言っていた。憩いの場所になっている。昼食のご馳走になった。魚のナベだった。ここでは、もう1つ、事業を行なっている。薬草を、切って醗酵させて、エキスを取る。ビール瓶に詰めている。これが健康に効果があるそうだ。ネットで販売している。残りの酵母で、パンも焼いている。また騎士会員が作ったロザリオなども販売している。信徒が多いので、売れ行きは上々のようだ。午後2時前には、この山を去った。★院長神父さんが、1つの実話を語った。弟は、医師であった。サレジオ会へ入って、司祭になった。アフリカへ行き、医師として大きな活躍を行なっていた。ところが病気になり、帰国し、ここで養生をつづけたが、残念にも、亡くなった。彼の功績は全・韓国に知れ渡り、テレビに放映され、映画にもなって、大きな反響を及ぼした。本も、何冊か出ている。彼の意思はまだ続けられ、福祉の団体ができた。院長神父さんも参加している。これはカトリックの範囲をこえた大きな働きになっている。信者たちは応援している。心温まる実話であった。

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