2018年10月10日水曜日

故シスターの50周年忌がくる。祈りで思い出す

久しぶりに、野々宮哲(さとし)さん、塩沢美樹さん、2人が訪ねてきた。小さな写真集「トマさんのことば」を編集してくれた2人です。午前中に来たので、私には考えがあった。10月19日は、故・シスター永松ミツエの50周年忌にあたる。少し早いが「お墓参りをしよう」
★野々村さん運転の車は、赤いクルマ。後部に乗せてもらい、ホームを出た。お店で、造花のお花を買う。私の好みで選んだ。クルマは山の施設へ向かって登っていく。施設の園長・山下公輝神父さんに、シスターのために、ごミサをお願いした。山下神父さんは毎朝、山の修道女会でミサを捧げている。故・シスターも自分の修道女会の聖堂で祈ってもらえば喜びだろう。
★次いで、クルマは修道女会の墓地へと下って行った。多くのシスターが眠っている。シスター・アグネス永松の墓だけが、手前に埋葬されている。これは最初の埋葬だったので、この場所になった。
★シスター・アグネス永松が旅立って、50年になる。享年40。あわせて90。私の歳である。同じ歳だった。25歳で、腎臓結核で死にかかっていた時、救ってくれたのがシスターだった。シスターのおかげで、これまで生きてきた。今は、ステントの入れ換えで苦しむ私だが、それでも生きて、喜んで、今が、ある。そのシスターは心臓病で、早く召された。恩義は忘れない。
★もう50年の区切りです。私もカラダも弱ってくる。寂しい思いだが、お墓参りも出来なくなる。神の御国から見守って欲しい、と祈った。祈りは、きっと届くだろう。
★赤いクルマは3人を乗せて、有明海沿いの食事処へと下って行った。「人生、困難があると、誰かが、そこに助ける人が必ず居た。壁にブチ当たらずに進むと、またカドがある。そこに、やっぱり助ける人がいた。だから、この歳まで生かされている」