2018年10月6日土曜日

出ータッ、誕生会。ソーラン節を踊る。賑やか食堂

月の初めの土曜日は、その月に生まれた人の誕生会です。ご馳走もあれば、職員の出し物、余興もある。「待ちに、待っとりました」だよ。
★出番を待つ男子の2人。何を踊りだすやら、わかりません。食堂には、全員が集まります。普通は3箇所に分かれて食卓に向かう人も、この日ばかりは全員が集る。私の席の横には、入江さんが腰掛けていた。
★園長神父さんの挨拶、祈り、乾杯の音頭があって、3人の職員の踊りが始まった。「ソーラン、ソーラン」。ソーラン節だよ。10月に誕生を迎える人は、5人いた。「ハッピバスデイ」は5回、拍手と共に歌う。踊りが始まると、笑いが起こる。また拍手が起こる。楽しいね。愉快だね。長生きは、いいね。感謝だね。
★100歳近い女性もいる。神さまの恵みだよ。職員さんたちの介護のお陰でもある。その職員さんがサービスに踊るのだから、ホント、ありがたいよ。このカオ、アイキョウが、いいね。男だよ。嬉しそうだね。パット開いた両手、この手で介護に励んでいる。胸には、ふくらみを付けていた。その「ふくらみ」を押し付けてくるんだからね。ヤメテくれよ。
★もう1人は、ウチワを持って踊る。「踊らにゃ、ソン、ソン」。腰つきが、いいからね。みんなが一体になるよ。気持ちが一緒になるよ。そこがホームのいいトコロさ。気長に生きようよ。くよくよ、するなよ。「任せて、おきなさい」。ウチワが、そう告げている。
★歳を重ねて、老いて、ホームにお世話になって、三度の食事、入浴の介助、個室もあって、静かに眠れる。だから長生きできる。
★直接、関わる職員さん、ヘルパーさん、看護師さんも3人も見守ってくれる。週2回の医師の診察、月1度の眼科医の診察がある。食事の献立を考える栄養師さんと、炊事職員さんの優しい配慮が食事に現われている。洗濯の職員さんのご苦労、事務所の職員さんの配慮、みんなのチカラが働いているのを、誕生会では感じるのです。
★台風の接近で、刺身は無いと思ったが、ちゃんと出た。おかしら付きのタイでした。誕生会では「ノド自慢」もあった。滝神父さんも、進んで1曲歌った。「沖縄の歌です」。大きな拍手が沸いた。