2018年3月20日火曜日

福岡から3人の女性①抽選で列福式に参加。47年前

福岡から3人の女性が、ホームに面会に来た。須磨子さん(写真の左側)は長いご縁があり、昌子さん(中央)は最近、ホームに須磨子さんと一緒に2度程来ているので、よく知っている。
すが子さんは初めてだった。と、思ったらーー「私、『カトリック・グラフ』の旅行の抽選に当たって、コルベ神父さまの列福式に参加しました。出発の日、羽田で花束を戴いた。写真もあります。その翌年、洗礼を受けました」
★突然の申し出に、一瞬、過去に連れ戻され、胸がときめいた。「え?あの時の・・思い出したよ」
★1970年、コルベ神父の来日40周年を記念して、騎士社から大型B4の「カトリック・グラフ」誌を発行し、4年間つづいた。私はその時の編集者で、編集所は東京・赤羽にあった。すが子さんが言われる抽選のことは、勿論よく覚えている。
★1971年はコルベ師の列福式の年で、騎士社では、式を控えて、グラフ誌で「読者アンケート」を実施して誌の反応を調べながら、その応募の中から、1等から4等まで賞品を決めてた。1等は1名、「列福式参加へご招待」の得点を付けた。多数の応募があり、抽選会は厳粛に行なわれ、1等を決めたのは、特別抽選人の「加藤一二三八段(当時)」だった。当選者は、名古屋の17歳の高校生である。しかし彼からの返事は「自分は今、大学受験を控えており、将来は、海外にも行けよう」と辞退した。繰上げ当選者が、福岡の「すが子」さんであった。
★当時のグラフ誌に、すが子さんのコメントも、若い顔写真も載っている。「姉の2人は洗礼を受けているが、私は親が賛成してくれない。そこで大型のグラフ誌を、両親の目の届く所に置いていたのです。学園講師をしているが、ぜひ参加したいです」
★旅行実施後の「列福式」特集のグラフ誌には、すが子さんの次の感想が載っている。「式は、静かで、おごそかと思ったが、お祭り的な雰囲気だった。全世界の人びとが心を1つにして祈る姿には『我らは皆、兄弟』を実感した。カトリックはカトリック(普遍)の体験が出来たのは、大きな収穫だった」
★「訪ねて来てくれて、ありがとう。洗礼の霊名は何ですか?」「マリアです」「どうして今日は、ご一緒に?」「須磨子さんと、『つながり』があり、ホスピスの会で、コルベ神父さまの話が出て、小崎さんが出て、一緒に行こうと、今日、来ました」「ああ、それは良かった。よく来たね」と遠い日を結んで再会を喜んだ。人生、どこで、どう『つながり』があるのか、信仰とは『つながり』であると感じている。
★須磨子さんや、昌子さんの話もそれぞれ聞いた。
★最後に、すが子さんが言った。「生きて行くためには宗教心があった方がいい。マリアさまの心と、自分の心を重ねて、自分の心の向きが変わる。ああ、そうなんだと気付かせてもらう。聖書って、すごい。今まで残っていて、生ける知恵です」。心の目が覚めたような日の出会いだった。