2017年10月29日日曜日

長崎・聖母の騎士ロザリオ祭。5人子供の家族に会う

日曜日。朝、台風の影響で、風が荒れ吹き、雨も激しく降る。聖母の騎士のロザリオ祭なのだ。天候が心配された。「ナンとしてでも出かけねば」。今日は、現地で、下関の夫妻と5人の子供たちに会う約束もしている。
★心配を乗せて、雨のなか、修道院の浜田神父さまの車で、瀧神父さまと入江さんと私、4人でホームを出発した。休みの日なので、道路は空いている。長崎市に近づくと、幸いにも雨も風もやみ、空の雲も大きく上がりだした。1時間ほどで、聖コルベ館に着く。
★車から降りて、坂道を横切ろうとすると、下関の家族が道の上から姿を現し、ピッタリと見事に出会ったのには、おどろいた。お母さんを除いて、ご主人と5人の子供たちとは初めての出会いだった。
★先ずは、教会へ。ロザリオ祭のミサで祈った。大勢の信徒が参加していた。もう、すっかり天候は回復して、教会の中には、陽も細い窓から入り込んでいた。ファチマの聖母像が安置され、飾られている。ファチマの聖母出現から、100周年を迎える。お説教でも、その説明があった。それに「けがれなき聖母の騎士(信心)会」がコルベ神学生(当時)によって創立されて、100周年を迎える。その事もお話に出た。ミサ歌は、ラテン語で聖歌が歌われ、荘厳さを感じた。
★ミサが終わって、下関の家族を聖コルベ館に案内した。既に日記(ブログ)にも書いたが、この家族とのご縁は出会いの粋たる出来事であろう。お母さんの尚子(ひろこ)さんが生まれ、洗礼を受けたのがコルベ神父がローマで聖人に挙げられた日だった。騎士誌では、記事のため、その年に生まれた幼児で、聖コルベの洗礼名をつけた子どもを募集した。尚子さんの1歳の写真も送ってきた。騎士誌に載せると共に、写真と手紙をアルバムに残した。尚子さんが中学生になったとき、下関の3つの教会が、中・高生の長崎巡礼を行なった。聖コルベ館にも来たが、尚子さんは、小崎修道士からアルバムを見せられ、写真に撮った。そのとき、小崎修道士から「愛の花びらは、いつまでも枯れない」の言葉を贈られる。中学生は、この言葉が気に入り、大きくなって結婚して女の子が生まれたら、名前に、この言葉をつけよう、と考えた。
★その家族が、この人たちなのです。お父さんに、「今朝は、何時に出発しました?」「6時半です」。3時間半かかって着いている。子ども達が可愛い。お母さんの願い通り、女の子3人は、愛花(あいか・小4・マザーテレサ)、結花(ゆいか・小1・マリア)、聖花(せいか・年中組・ベルナデッタ)、男の子たちは、祖父の名前を分けて、照悟(しょうご・小6・コルベ)、雄悟(ゆうご・小3・ヨセフ)とした。こういう家族、こういう名前のつける家族が、私の人生にとっては始めての出来事です。家族に会えて、お母さんのアルバムや騎士誌の記事を見せて、本当に嬉しい日となりました。お母さんの歴史がある。小6の照悟君の修学旅行は、長崎だった。家族は、これから長崎見物に行きますと言って、別れを惜しんだ。
★下関の名物「刀の形をしたマンジュウ・小次郎」も2箱いただき、祖母の「のりこ」さんから、ピンクの封筒をいただきました。ありがとう。5人の子たちよ、健やかに、心優しく、育って欲しい、そう願って、ホームへ帰った。いま、窓から空を見ると、青空だよ。

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