2017年10月24日火曜日

ホームに入った日。マル3年が過ぎた。新しい人生

コスモスが一杯に咲く日の夕方ででした。長崎市から高来町の老人ホーム聖フランシスコ園に入居した。2014年10月24日。今日で、マル3年が経過する。これから4年目に入ります。写真は、入居した翌日の、ボクの顔です。今、見て、割りと穏やかな顔つきをしているのに、「ああ、やるジャン、トマは」と思いました。その実、心境は、複雑だったのです。
★ホームには、高原修道士の運転で、荷物を小型バスに積んで、ホームの皆さんの夕食直前に着きました。「挨拶から、始めよう。お世話になります」。最初の食事は何を食べたか、覚えていない。食事が終わったのが、5時30分頃でした。食堂を後にする皆さんが、平然と「おやすみなさい」「おやすみなさい」と言葉を交わしたのには、おどろきました。まだ5時半だよ。「お休みなさい、って」。後は自室に戻って、寝るばかり。「これが、ホームだな」が最初の実感でした。
★当時の心境を語れば、「そりゃ複雑でした。よくぞ、ここまで来たと、気持ちも自分でない気がしていた。とにかく声が出ないのです。体力が落ちたのも、本当でした。さあ、これから、どう生きるか」。大きな人生の難題が眼前に迫って来ていた。
★あれから3年、振り返ると、最初は本当に時間に押しつぶされる。何も果たす仕事がなく、生きる意欲もない。どのように1日の時間を消化していいか、解らない。苦慮しました。また修道会の雰囲気から急に孤独に落ちて、「自分はこの道で好かったのか」の迷いも生じました。面会に来る人に会うのも気が引けた。今は乗り越え、開放的になり、日常生活に慣れてきている。
★3年経って見れば、ホームに居ても、色々あった。新聞に載ったり、テレビに出たり、誓願金祝のお祝いがあったり、思わぬ出会いがあって、小さな本「トマさんのことば」が出版されたり、日記(ブログ)を毎日書いているが、常に読んで、支えてくださる人が居る。思いがけない訪問者がフランスやオーストラリアからも来る。入院もした。沖縄マンゴや、鳥取ナシ、広島の桃やブドウの贈り物が届いたり、実を言えば、聖コルベ館と同様に、3年間は充実した日々を送った気がします。祈りも出来るし、神さまに感謝です。
★4年目に入りますが、90歳を迎えます。先日、山の修道女院へ出かけた際に、農家に、コスモスの花々を見つけました。入居した時のコスモスを思い出して、懐かしくコスモスを愛でました。「人に尽くすことが、無くなったトマですが、支えてください、お願いします」