長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年4月7日火曜日
ありのままを、受け入れて、いく。道は敷かれる
ホームの玄関まえに、一連のチュウリップの花が咲いている。左側に、ひろい芝生があるが、いつも午後から、この芝生を何回か巡回している。昼からの散歩です。★3月は、誕生日や誓願の日などがあって、本当に、楽しい、いい月でした。お祝いの手紙や、励ましの言葉を幾つかいただいた。なかには「これまで、よくがんばったから、ゆっくり休んでください」というのもあった。本当に、自分は働いたのだろうか。遠い出来事のように感じて、あまり、そういう気がしないのです。★数年まえ、自由であったとき、「自分の人生は、これで良かったのだろうか。もっと別の可能性があったのでないか」などと、悩んだときがあった。振り返る人生は、肯定するしかないでしょう。偶然が、そうなったのでは、ない。道は、敷かれていた。だから、いまのままを、「ありのままを、受け入れて、いく」。ホームに入って、特にそれを感じました。★以前、先輩の修道士を見舞いにホームを訪問したことがあった。食堂で食べる姿をみて、非常に、抵抗があって、絶対に、ここへは来たくないと、こころの中で思ったことがあった。いま、自分は食堂で、おいしく食べている。いつも完食している。生かされていること、感謝している。「ありのままを受け入れていく」。これですよ。1人の修道士は、わたしを見ると、かならず、こう言う。「60まで生きるかと思えば、この歳まで生きた」
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登明さま
返信削除イースターおめでとうございます
そして50周年の金祝おめでとうございます
私は、先月お伝えしたとおり
復活祭に洗礼を受けることができました
霊名はクリストファーをいただきました
初めて聖母の騎士を訪れたとき、登明さんに
「おう!どこから来た?」と声をかけていただいたこと
別れ際に握手をして下った時の、登明さんの力がとても強くて、握りつぶされるかと思ったこと、よく覚えています
もうすぐ運転士の研修が始まります
休みが取れたら報告に行きますね!
主のご復活おめでとうございます。
返信削除そしてトモユキ様ご受洗おめでとうございます。
ご無沙汰しております。
ようやくネットが繋がりました。
修道者には引退は無いと存じます。
神様から与えられた場で
小崎さんの賜物を生かされる事を願います。
聖母の騎士誌に記事を
再開されることを願っております。
生かされていることを感謝しなければ、もったいないです。
返信削除多少の不便はあっても、食べ、話し、歩ければ充分です。
それができない父を見ていて、つくづくそう思います。