2015年4月17日金曜日

鹿児島の女性が、花束をかかえて会いに来た

ホームの事務室から連絡があった。「鹿児島の女性から、いま電話があって、ただ今、長崎へ来ています。きょう帰る前に、お会いしたい。1時から2時頃、おうかがいします」。名前からは思い出せない女性だった。面会に来るという人がいると、いつも、こう思う。ホームは長崎から、遠い田舎にある。列車もバスも不便だし、時間もかかる。そこまで労力をかけて来るのは、どうかな、といつも考えている。慰めもあろう。励ましもあろう。ありがたいが、来るための犠牲が大きい。鹿児島の女性も、先ずそう思った。★昼食後、ベッドで横になっていると、事務室から、「いま見えました」と携帯に知らせが入った。急いで起きて、準備して、待った。その女性が自室に見えた。挨拶の後で、最初に聞いたのが、「どういう乗り物で来られたか」の興味だった。「長崎から列車で諫早まで、レンタカーで来ました」。さすがは若者だ。レンタカーで来たというのは初めてだった。愛想の良さそうなお嬢さん。「昨年の4月7日に洗礼を受けました。5月に聖コルベ館へ行って、小崎サンにお会いしました。金祝、おめでとうございます」。差し出された花束が、ごらんの豪華な贈り物です。「やァ、ありがとう。聖コルベ館で会ったのは、去年の5月でした?」「ハイ、日記にも載せてもらいました」。日記をめくってみると、2014年5月8日、木曜日。写真入りで載っていた。「神は愛なり。非常に好きです。神さまのように愛をもっていられたら、すてきな人になれる」。2度目の再会となる。女性と話を進めていくなかで、ふしぎな流れというか、パワーというか、こころの距離がちぢまるのを感じた。いただいた花束はタンスの上のマリア像の前に飾った。(つづく)