長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年4月27日月曜日
道は変えることは出来ない。最後まで進む
ホームに1人、神父さんが静養されている。司祭になって、今年で60年、ダイヤモンドをお祝いする。大変なご苦労でしたでしょう。すべては神さまのため、信仰のためです。誕生日に、ミサに来られて、お祈りをして、聖体を拝領されました。わたしは横に居って写真を撮りました。★わたしは自分にも問いかける。なぜ信仰するのか。なぜ、この道を進むのか。答えは簡単です。自分の母親から、お乳と共に教えを受け継いだからです。この神父さんのお父さん、お母さんも知っている。終戦直後、小神学生(中・高)の頃、夏休みになると、帰る家がないので、五島の神父さんの家に泊まりに行って、泳いだり、魚釣りをしたりして遊びました。神父さんのお母さんの信仰・信心もよく見ております。朝夕の祈り。ロザリオの祈り。素朴で、熱心だった。「この道しかない」「お恵みも沢山いただいている」「生きるチカラでもある」「ルルドのお恵みも受けた」。先祖のためにも祈ります。信仰で受けた影響は大きかった。実践的だった。やがて両親とも、家を売り払い、牛もいっしょに山の施設に入り、農耕で働いた。最後は、このホームで亡くなったと思います。年は過ぎ去って行く。だが思い出だけは残る。記憶だけでなく、血となって汗となって残る。得た教訓も残る。もちろん信仰も残る。横で見ていて、頭が下がりました。ホームでの先輩です。だからホームの生活も寂しくない。隠れたところに、隠れたチカラがある。
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隠れたところに隠れたチカラが。
返信削除生まれた時から信仰を受けついでいらっしゃることは、
なんと素晴らしい!と思います。
そうでない私には、うらやましいです。
トマ様 今朝も聖母の騎士 小崎通信 拝見しました。2014年 1月 愛と友情がいちばんの宝、 大川神父様のお話。信仰の友ほど大切な宝は ありませんね。 共に神様に向かい 、祈り 祈り会って、 私も40年以上の信仰の友のおかげで トマ様に お会いすることもできましたのよ。
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