2015年4月4日土曜日

遠くへ、行きたい、思ったこと、ある?あったよ、今も

数年前の秋ごろ、まだ聖コルベ館に居たとき、書いていたメモが見つかった。「遠くへ、行きたいと、思ったこと、ある?あるなァ。1度や、2度は、この場所、この人から、離れたい、どこでも、いいからと、思ったこと、あるサ」と書いてあった。メモの日にちも、ある。2011.11.2だった。書きなぐりの字の流れを、じっと、いまホームで見ながら、指で数えてみれば、3年半ですよ。現在のホームに居るなんて、想像もつかなかった。人は、いまの環境を、恵みと考えない。「遠くへ行きたい、思うこと、ある?」。ああ、やっぱり、「行きたいなァ」と、あるんです。人の気持ちは、あっちや、こっちに、飛んでいくんですね。★ホームのスピーカーで、お知らせがあった。「復活祭のタマゴつくり、お手伝いにきてください」。考えを打ち消して、痛む足を伸ばして、出かけました。20人近くの人が、復活祭にむけて、タマゴつくりを、丹念に、作業している。少しばかり、加勢しました。ホームの人、教会の信者さん、にぎやかに談笑しながら作っているのが、これ、これが復活のタマゴです。200個ばかり、作った。紙のケースは1年がかりで準備し、なかにタマゴを入れて、ヒモで閉じて、小さなアクセサリーも付けている。ここで、こんな作業をしている自分がフシギに思えました。環境が、すっかり変わりました。心をこめる作業です。今夜が、いよいよ復活徹夜祭です。

3 件のコメント:

  1. 東京のみまな2015年4月4日 18:43

    アメリカン・ネイティブは祭りのために1年かけて用意するとか。聖フランシスコ園の復活祭もそうなんですね。
    男の人は概して風雲遊子が歩き出すからしんどいですね。

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  2. 此方の教会では、卵の形をしたプラスチックの容器にお菓子を入れる作業をしていました。土曜の朝、子供達が拾い集めます。

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  3. わたしは復活祭の卵を作るのが好きです。
    卵に絵をつける、入れ物も工夫して、メッセージカードもつけようか~~~などどさらにデコレーションは進む。
    信者でない人、病気や高齢でミサにあずかれない人にこの卵をプレゼントするのも楽しみ。
    子供のころ、教会を訪れる観光客にこの卵を配ろうと教会に泊まり込んで復活祭の卵を夜明けまで作ったこともある。たのしかった。
    今年も私なりの贅をつくした卵をつくった。
    でも、小崎さんのところの箱入り卵には負けた!!来年は素敵な箱にいれるように準備したい。
    子供のころの復活祭とは、「卵探し」だった。信仰ってそんな遊びみたいなものを通して伝承していくのかもしれない。

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