2015年4月10日金曜日

父親よ、父の思い出を語る人が、うらやましい

いきなりだが、2年前に書いた、こんなメモが見つかった。「だから、今がある。苦しみがあっても、逆境に立っても、ハネのけて来た。のりこえてきた。その証拠に、今がある。今があることが尊い。まわりから冷たくされても、踏まれても、それでもハネのけた。過去に耐えてきた。生きてこそ、いのちだ。耐えてきた歴史こそ、真実だ。本当に、オレのものだ。生きてきた証でもある。大切なのは、今、あることだ」と。いま、このメモを見ながら、ずいぶん、思い上がったことを考えていたな、そう、うくずく反省しています。苦しみが、あったか。逆境が、あったか。踏まれたことが、あったか。あのメモを書いてから、本当の苦しみが、本当にあった。「ああ、やっぱり、乗り越えてきたんだ」。それは今の実感です。今が大切、それは変わらない」★「笑顔を、くれる人」。明子さんの写真です。夕方の散歩の途中で撮った。笑いが、すてきだね。時々、私の顔を見て言うんです。「父に、似たところが、ある」。どこが似ているんだろう。体系か、性格か。似ている、そう言われれば、嬉しいですよね。昭和の初めから、戦争の前から生き抜いてきた、跳ね除けてきた歴史を背景に感じるのでしょうか。明子さんは、決まった曜日、時間に会いに来てくれる。和ませてくれます。活気が出てきます。★最近、こんな手紙が届きました。数年まえに、父を亡くしましたが、信仰には導けなかった。悔やまれております。戦争や、病気で苦しむと、父のような考えになるのが普通かな、とも思います。トマさんのブログを読みはじめて、決してそんなことはないと、励まされています」。★7歳のとき、病気で亡くなった父。父の思い出は、ほとんど、ない。それが一番、悲しく思います。人生に、どこか穴があいた感じがします。父親の思い出を語れる人が、うらやましい。

2 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2015年4月10日 19:54

    明子さん素敵な笑顔、そしてお優しさが伝わります。
    小崎さんのブログを読むと
    神様に心が向かいます。

    返信削除
  2. 次の日曜日、復活節第二主日は
    「神のいつくしみの主日」です。
    この日に頂ける全免償を、ぜひ
    祈り求めて頂けますように。

    神のいつくしみによって、トマス小崎
    田川 幸一修道士さまが恵みで満たされ
    ますように。

    神のいつくしみこそが、ひとりひとり皆の
    真の父です。

    返信削除