2012年8月5日日曜日

外海の墓参り。酷暑の夏だよ。熱中症で倒れそう

長崎市から約30km。外海のカトリック墓地。ここに原爆で爆死した母親と、先祖たちが眠っている。父の名前もある。この墓地は、以前は段々畑だった山の斜面を整備して築き上げた。坂の、上り下りが大変だ。墓地では、ロザリオを1本唱えた。原爆で亡くなった母を思い浮かべる。あの日も、このような真夏の日だった。祈りをしながら、汗が吹き出る。真夏の太陽は容赦なく照りつける。傘をさして、しのいだ。帰りは、下るより、登りが大変だ。かなりの段数の石段がある。酷暑のアセを拭きながら、1段、1段、山に向かって、石段を登り始めた。すると急に、急に心臓がパクパクし、気持ちが異様な恐怖にさらされる。「ああ、ここで、熱中症で倒れたら、どうなるか。救急車も来ないだろう」。そう考えると、身の毛がよだつのを覚えた。「ゆっくり、歩こう。休みながら、歩こう」。車へ行けば、冷房も効いている。必死になって、不安のさなかに、登りあがった。やっと、安心したよ。もう来年からは、真夏の墓参りは出来ないだろう。そう心に決めた。