2018年7月24日火曜日

永井隆博士の「タカシ」を名付けたアメリカ青年来る


数日前の日記に書いた。18年前、アメリカから1つの家族が聖コルベ館を訪ねた。夫はアメリカ人。妻は日本人。1月3日に息子が生まれた。夫も、またその父、祖父も永井隆博士の熱愛者で、息子に「タカシ」と名を付けた。トマも永井隆先生は良く知っているので、家族を、永井夫妻の墓地や、永井記念館に連れて行った。2000年7月のことで、タカシ息子は、生後、半年あまりの赤ん坊だった。
★18年が経って、息子は大学生になり、この夏、日本へ来たので、長崎を訪問したいと、母親のお母さん・祖母から便りがあった。「会えないだろうから、写真だけでも送って下さい」と返事を出していた。
★ソレが幸運にも会える事になった。家族は、夕方、長崎に着いて、翌日、朝から聖コルベ館を訪ねた。例の2000年のアルバムも見たという。水浦神父さんから、川渕修道士の運転で、昼前にはホームに着くと電話があった。
★ホームの玄関で待っていた。出会ったのが、上の写真です。(左は応接室で、右は湯江教会で写す)。残念ながら、大学生「タカシ」君は日本語を話せない。あの赤ん坊が、見事な青年に成長した姿に何やら感動すら覚えた。正式の名前は「Wach Horie Takashi」(18歳)。「有名な博士・隆に名を貰って、どう思うか」聞いた。まだお墓にも、永井記念館にも行っていないという。本を読んでいるだけです。これから行きます、との家族の応対だった。
★昼時になったので、湯江修道院の浜田神父さんの案内で、家族4人と、トマ、水浦神父さん、川渕修道士の運転で、ホームから山へ6Km程入った「轟の瀧」の食事処で、ソーメン流しを楽しみ、語らいました。
★有名人で信仰者「永井隆博士」の名前を得て、誇りに思い、自分の道を切り開いて欲しい。ニッポンの「ナガイ」を心に納めてほしい、と願いながら、若者の前途のため祈った次第でした。家族は、みな、カトリック信徒です。18年を経過して、こういう出会いも、あるもんですね。