2018年7月21日土曜日

アメリカの赤ん坊「タカシ」は、大学生になっていた

長崎・聖コルベ館には、トマが毎年、作った「写真アルバム」が残っている。2000年のアルバムに、数枚の写真と説明がある。
★アメリカから来た家族。夫はアメリカ人。妻た日本人。夫は大の「永井隆博士」のファンで、本を読んで感動した。息子に「タカシ」の名前をつけた。母は、東京住い。永井記念館で、永井誠一(まこと)館長に抱かれ(左の写真)、永井博士の墓に参り、外海をめぐった。2000年7月のことだった。
★あれから18年の歳月が流れる。東京のんからホームのトマに手紙とお菓子の贈り物が届いた。本当にびっくお母さりした次第です。
★「その後、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。同封した写真は、2000年の6月に、長崎に伺った時のものですが、1月3日に誕生し、永井隆様のお名前を頂いて命名した私の次女の長男、隆君を連れて、伺った時のものです。(コルベ記念館のアルバムに入れてくださいました)
★小崎修道士様が、私共をご案内くださり、外海までドライブしてくださり、永井博士のお墓にもお連れくださった(右の写真)時の感謝がいつも心にあります。ありがとうございました。
★9月から隆君は大学生ですので、この度、次女と2人で、東京に参りましたので、隆を、永井隆記念館に連れて行くことにいたしました。夫のお父様が、昔から、ずっと永井博士を尊敬しておられ、隆君が誕生の時に、お祖父ちゃまが、孫に「隆」と名付けました。今回、隆を連れて行くのを、私は本当に喜んでおります」
★手紙は、これで終わりだった。トマは直ぐ、お菓子のお礼の手紙を書いた。「隆君に会いたいけれど、せめて長崎へ来られた時の写真、永井記念館などの写真の「タカシ」君を見たいので、送って下さい」と記した。永井隆博士の墓に立つ赤ん坊が、大学生になっている。どんな子になっているのだろう。それにしてもコルベ記念館のアルバムに残していたのには価値があったと喜んでいる。どこで、いつ、花が開くか、恵みが開花するか、人知には分からない。(下の写真は、永井隆博士とみどり夫人のお墓にて)