2014年3月29日土曜日

自転車の青年、来る。聖書を読んでいます、東大生。

今朝は、雨が降っている。開館まもなく、1人の青年が入ってきた。「ぬれたでしょう」。なんと、彼は自転車できた。休みを利用して、東京から、電車と、時には自転車に乗って、九州入りをして、はじめて長崎へ来た。「昨夜は、ネット・カフェに泊まった」「え?長崎にも、ネット・カフェがあるの?」。若者らしく、安上がりの旅をつづけている。市内で出会った女性に聖コルベ館を教えられ、来た。大学2年を終わって、今度、3年生。大学に入って、勧められて聖書を親しみ読んでいる。聖書といわれて、今朝、ミサで読んだ聖書の言葉を思い出した。「高ぶる者は、低くされ、へりくだる者は、高められる。読んだこと、ある?」「あります」と青年。「偉そうぶる者に、真実はない。能あるタカは、爪をかくす。そういう人が値打ちがあるんだよね」。若者は老人の意見に同調してくれた。「いくつね?」「21、です」「若い、なあ」。人間は、誰しも、心にひびく、何かを持っているんですね。若いのに彼が言うには、「遊んで、楽しんでも、つまらない」「人のために生きよう」「自分は恵まれている」。などなど考えて、「開発途上の人のために尽くしたい。いのちを救いたい」「自然のいのちも大切です」。そのような気持ちだと言った。こちらが教えられるよ。コルベ神父のことは知らなかった。印象づけるように、しっかり説明した。「これも、ご縁だよ。覚えていてね」とアクシュ。「ルルドへ登りなさい」。東大生という彼は、雨のなか、ルルドへ向かった。自転車と荷物を資料室に、残して。