2020年8月25日火曜日

オルガンを奏でて歌うシスターの訃報を知る。寂しい思いのなか、祈った

長崎の外海・出津にある「ド・ロ神父記念館」
館内を見学すると、担当のシスターが、ド・ロさまの「オルガン」を奏でて、優しい日本語の聖歌を口ずさむ。シスターのほほ笑み。心が、安らぐ、オルガンと歌。旅の疲れが、癒えて、信仰へのファイトが湧いてくる。あのシスターのオルガンと聖歌、忘れない。シスターが、101歳で、神に召されたと、新聞で知った。
晩年は、引退して、療養しておられた。
記念館の前で写っている4人の女性は、ウン十年前、トマが案内した、母方の従姉妹たちです。3人は故人となった。ド・ロさまが建てた教会を中心に、信仰を守った村の人たち。カガリを荷う3人は、「おんな部屋」と呼ばれた、シスターたちでしょう。
オルガンのシスターも、若い頃は、こうして働いた。
シスターの家は、記念館のすぐソバにあった。
並んで、ド・ロさまの学校、2階建てがあった。
村の少女たちは、ここで学び、技術を習得し、信仰を固めて、結婚して、ここから飛び立った。
その親たちから、大勢の、シスターや司祭、枢機卿も2人出ている。子供たちは、ここに集うのを楽しみにしていた。
「オルガンのシスター」の訃報を知って、祈りを捧げた。
★もう、いまは、出津にも行けない。シスターを思いながら、古い写真を並べたが、素朴な中にも、深い信仰があったのは確かだった。近代化、現実化の波に飲まれて、信仰は置き去りにされているのだろうか。寂しい思いが、ホームに居ても、する。

2 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2020年8月25日 19:11

    初めての長崎巡礼でオルガンのシスターにお会い致しました。
    ド・ロ神父記念館に路線バスに乗り札幌から一人で訪れたとご挨拶しましたら驚かれてシスターがオルガンを弾いて下さいました。
    曲は「あめのきさき」で見事な音と演奏で私も思わず歌わせて頂きました。
    巡礼の日がシスターのご奉仕日で幸いでした。
    私の下手な歌を「よか声」と誉めて下さるお優しい心温かなシスターでいらっしゃいました。
    私にとってお恵みの時間でした
    オルガンのシスターの為にお祈り致します。
    感謝と祈りのうちに


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  2. がぶらってぃ2020年8月27日 1:15

    シスター橋口ハセさんの帰天をカトリックグラフで
    知りました。がぶらってぃは直接の御縁が
    ありませんでしたが、多くの方から
    オルガンのシスターとの思い出を伺っています。

    たしか99歳の頃にテレビに出られたという
    写真か記事を見たことがあります。
    折々に相応しい働きを続けて召され、
    天国に一直線であられたように思います。
    お祈りします。

    今の救助院の試みとはたらきについては、
    時折の知らせを受け、作られているという
    麦茶に興味を持っております。

    出津は、がぶらってぃがバスで訪問した
    およそ20年前とは、様子が違っている
    のだろうと思いますが、世界遺産登録で
    適切に整備が進み、少しでも多くの方にあの場に
    出会って欲しいと願っております。

    トマさんの出津への祈りは特別です。
    写真もまた特別です。撮影される視点に
    深い愛と祈りがあるためでしょう。
    明日に備えるトマさんと一緒にお祈りします。

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