「出かッ」。写真に撮ってもらって、最初に見た印象。ビビったよ。「ムカデの如く、あるバイ」の感じ。
「毎日、シャワ―を浴びて下さい」とお医者さん。命令されると、苦になるよね。
ホームの医務室で、看護師さんに相談する。
看護師さんは言う。
「先ず医務室に来て下さい。ガーゼを外して、防水・セロハンで、しっかりと止めます。シャワーへ行って下さい。帰りに、医務室に寄って下さい」
事は、すんなり行きそう。「ハイ、分かりました」。ガーゼを外した時の写真です。「スゲーェ」。良くぞ、見事に、縫いました。
浴場には、誰も居ない。洗い場に椅子を置いて、アタマから、カラダ全体を、泡シャンプーで洗う。湯に入れないのが、うらめしい。冬でなく、よかったよ。
さっぱりの気持ちで、医務室に寄る。看護師さんが、セロハンを外して、やわらかい泡で、丁寧に洗って、大きなカットバンで仕上げてくれた。これで、安心しました。
写真で縫ったキズを見ると、我ながら「よくぞ、まあ、手術室で、ガマンした」と思いますよ。看護師さんは、2人居たので、ついでに「背中を、よーく、見てください。ヘンな出来物、ないですか?」。目をこらして、2人は見ていたが、「なんにも、ないね」
★慰めるように、1通の、知らない女性から手紙が届いた。「Eテレの『こころの時代・弱さを希望に』を視聴して、一番印象に残ったことは、病気になられた時、お見舞いに来られた神父さまに、『苦しい事ばかりです。少しでも楽な時があれば』と訴えたこと。その時、神父さまが『苦しみがあることがいい』と言われた。その言葉に真理があると思いました。私も苦しい時、少しでも楽なひと時を、と神に祈ってしまいます。『苦しみが、あることが、いい』。本当に、そう思えるように、神に祈らなければと思いました」。肝心の箇所を、よく受け取って下さった。
★苦しみは、どこにでも、あります。楽や、喜びは、すくない。それでは人生は、ツライです。なにか、今日の日、喜びを持って、生きたいです。
★背中は、キズだらけ。肋骨、取った深いキズ(14歳)。足のスネ骨を削り取って、背中に植えた長いキズ(14歳)。腎臓を摘出した長いキズ(21歳)。今度は、それに足し算して、ムカデのキズ。まあ、背中は、見えないから、幸いだ。
希望の塊であるトマさん、
返信削除今回の手術もしっかり乗り越えられましたね。
2018年の年末でしたか。
「オニにカナボウ、トマにはシンボウ」と
イラストに書き添えられたことを思い出します。
お疲れ様でした。
今は、術後のシャワー浴も適切になされ、
完全に模範患者の様子です。
治療の必要性と手術までの全体を
しっかり理解され、退院後のセルフケアも、
ホーム医務室の助けを得ながら万全。
全てがうまく流れているように思います。
「こころの時代」では、21歳の頃の長い苦しみと
心の揺れのご経験も共有くださったことで、
多くの方が光を見たと思います。
トマさんが21歳の頃 書かれたしっかりとした
字を拝見しますと、芯の強い静かな情熱を
感じます。そういうトマさんを神が選んで、
修道士の道を歩ませたのだとわかります。
“苦しみはいつもただそこにある”と
まず“受ける”・“引き受ける”ことから
全てが始まりますね。
試されているがぶらってぃは、
トマさんの日記に支えられ、
より実感を持って苦しみと共に生きる道を
受け止めることができました。
神さまに、「わかりました。引き受けた」と
言えるようになりました。
今日もジンクーエン。