2017年9月13日水曜日

念仏唱えて、ダンナの名を呼んで、守ってください

「たまには牛丼も、いいね」。今日の昼食が牛丼でした。サジも付いているから食べやすい。庶民の味だよ。喜んで食べた。
★メニューは、牛丼に、レタスのレモン・サラダ、味噌汁、つけもの、抹茶寒入り・あんみつ、でした。あんみつも、サジで食べた。おいしかった。
★食事前に、食堂近くの長いソファーに何人も座っている間に、こんな話を聞いた。何年か前に、夫婦で連れ添って、ホームに入ってきた。部屋は、2つもらえる。真ん中の戸板の壁を外すようになっている。やがて年月が経ち、段々と、歳老いて、ご主人が亡くなった。98歳だった。名前は、テルオ(輝夫)さんと言った。残された奥さんは、耳が遠かった。「何んて、や?」と、いつも確かめる。少々の声では理解できない。耳元で大きな声を出さないと、通じなかった。
★ご主人が亡くなって、戸板がはめられ、部屋が2つに分けられた。そこへ隣に、同じテルオ(照男)という男性が入居してきた。
★奥さんは、毎朝、大きな声で、「テルオ(輝夫)、今日も、よろしく、守って、な。頼むバイ」と、大きな声で祈っている。その声が、厚味のある戸板ではあるが、隣に聞こえてくるそうだ。そこで、隣の男性・照男さんは、いつも、その都度、「ハァーイ」と返事をしてやる。毎回のことだそうだ。すると、耳の遠い奥さんは安心したのか、いつも、鳴らしている。「チィーン」