2015年9月7日月曜日

いろいろ有ったが恵まれていた。だから、今がある

人生の道は遠い。聖母の騎士に入ってから、初誓願を立てるまで、20年かかった。普通は、その頃は、5、6年で誓願を立てて、上の学校に進むのに、かかった年数20年。長かった。それは病気、結核のためだった。次から次へと病気して、苦難の日々がつづきました。しかし修道会の会員たちから励まされ、苦しみを乗り越えることが出来た。
★いま、考えると、人生、大きな壁にブチ当たると、そこには助ける人がいた。また次の壁にブチ当たると、そこには別の助ける人、よきサマリア人がいた。2度ならず、3度と、いのちをつなぐことが出来た。苦しみがあっても、祈りと、信頼と、忍耐が、道を開いたと思います。
★やっと誓願を立てて、それから50年。長い道のりだった。この50年間で、一番、心に残ることは、コルベ神父さまが、福者になり、聖人になったことだった。聖人になったことで、小さな資料館、聖コルベ記念館が出来た。その記念館の勤めを、24年間果たした。それが大きなお恵みだった。コルベ神父さまを慕って来る人と、沢山の出会いがあった。
★出会いは神の恵みと思う。神さまの使命があったから、修道士の道に導かれ、病気はしたけれど、これまで生かされてきたと思います。修道士でも、ナマ身の人間。欲もあれば、迷いもあった。いろいろ有ったが、恵まれていた。だから今が、ある。お花は神の恵みをあらわしている。

2 件のコメント:

  1. 順調に進んでいる時にも、壁にぶちあたっている時にも、「神様、あなたの御計画は何でしょう。」とお祈り出来たら、其も恵みでしょう。例えば困難は忍耐を培う機会です。

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  2. 「咲(わら)う」という字にふさわしい、表情ですね。二日前の集合写真もそうですが。天界からパワーが送られているような。
    コルベ記念館の資料で、永井博士がコルベ神父を描写した文章。「体中が笑っているような」という表現が記憶にあります。それを思い出しました。
    幾多の病や苦悩を経て磨かれたトマさんの魂。
    咲いつづけられますように。

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