2012年1月22日日曜日

ガラスに映った自分の姿に、ギョッ、だね

冬のあいだは、早朝の祈り、夕方の祈りは、大きなガラス戸で仕切られた部屋、コールスで行なう。こちらが明るい。向こうは暗い。すると祈る私の姿がガラスに映るンんですね。自分の全身姿を見ること殆どないが、このガラスに映った自分の姿を見て、ギョっと、なる。そして色んな思いがこみ上げてくる。「こんなにオレは小さいのか」。ビックリするよ。「よく、まあ、こんなカラダで、ポーランドへ行ったり、海外旅行をしたもんだ」と感心。「こんな修道士の服を着ているが、中はスカスカ、ドロドロ、よく、まあ、それで生き延びたもんだ」と我が身を反省。「病気しても、まだまだ死なないぞ」と決意のほどを。昔は修道士を、平修士(ヒラ)と読んだ時代があった。いまは安売り修士だね。高くは売らないよ。でも祈り、信心だけは、コツコツと果たしたい。それでも、イヤなことを言われると、ちょっとはハラもたつね。修業が足りないと、ガラスに映った修士は、ボリボリ、頭を掻いている。

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