2011年12月9日金曜日

アダムさん、神に召されて、修道士は寂しくなる

12月8日は無原罪の聖母マリアの祭日であった。この日の未明に、1人の修道士さんが神に召された。阿野修道士さん、享年、70.阿野さんは修道士の霊名を「アダム」といった。修道士になったときに付けてもらった名前で、普通、阿野さんというよりも「アダムさん」の名で親しまれていた。主に、学生や寮の指導に当たっていた。ボーイ・スカウトでも活躍した。最初は神学生の勉強を励んでいたが、学業半ばで、修道士になるよう転向した。そのとき迷いも有ったが、ポーランド人司祭から、「目立たない道にこそ、神さまの御前で大きな光栄になります」と教えられて、進んで修道士の道にまい進し、神のみ旨を果たした。少なく食べて、マラソン毎日、贅肉は全く無く、すらりとした体格をしていた。そのアダムさんが日々、肺活量を失い、少しも歩けないようになったとき、私たちはおどろいた。「あの、アダムさんが、なぜ?」。亡くなる3日前まで修道院で意識のはっきりした状態で過ごし、「ありがとう」「ありがとう」と周りの修道者に感謝して、病院へ入院し、肺炎のため生涯を終えた。修道士が少ない現在、アダムさんを亡くした哀しみ、痛手は大きい。「トマさん、大丈夫ね」。会う度に、声をかけてくれていた。1度存在したものは消滅することは無い。肉体は燃え尽きるとも、人格(ペルソナ)は神の御前で、尽きることなく生きつづける。それが私たちの信仰です。