今朝も、食卓で、「トマさんのブログを見て、騎士誌の読者が増えている」と、別の、誰かの声がした。私は黙って、うなずいた。今の時代は、パソコンやテレビが生活に大きな影響を与えている。しかし活字もまだまだ役割を果たしている。活字の文章が、どこで、誰に、読まれて、生きる力になっているか、書いている本人には全く分からない。書くときには、概論でなく、実際の体験を、自分の足が地に着いた言葉で書きたいと思う。さて、この絵は、永井隆先生が描いた「長崎の港」です。手前の丘に、ずらっと並んだ十字架がある。言わずと知れた、日本26聖人の殉教の絵です。これは紙芝居の1枚になっている。私の所に年に数回、古本屋から「古本のカタログ」が届く。先日、届いたなかに、「路上の人・日本26聖人・原画・永井隆」があった。4.500円。資料になると思って、買いました。この他、よく買う古書に、戦前の、昭和10年ぐらいから20年ぐらいの本を時々買っている。それは少年時代に、どんな本が出ていたのか、教育されていたのか、いま知りたい、興味があるからです。戦争を始めたとき、私たちは何を考え、価値ある生き方と考えていたのか。振り返ることは、すごく楽しい。昭和11年の日本・内地の人口は、6925万人とある。長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年7月7日土曜日
活字は誰が、どこで、読んでいるか、わからない
今朝も、食卓で、「トマさんのブログを見て、騎士誌の読者が増えている」と、別の、誰かの声がした。私は黙って、うなずいた。今の時代は、パソコンやテレビが生活に大きな影響を与えている。しかし活字もまだまだ役割を果たしている。活字の文章が、どこで、誰に、読まれて、生きる力になっているか、書いている本人には全く分からない。書くときには、概論でなく、実際の体験を、自分の足が地に着いた言葉で書きたいと思う。さて、この絵は、永井隆先生が描いた「長崎の港」です。手前の丘に、ずらっと並んだ十字架がある。言わずと知れた、日本26聖人の殉教の絵です。これは紙芝居の1枚になっている。私の所に年に数回、古本屋から「古本のカタログ」が届く。先日、届いたなかに、「路上の人・日本26聖人・原画・永井隆」があった。4.500円。資料になると思って、買いました。この他、よく買う古書に、戦前の、昭和10年ぐらいから20年ぐらいの本を時々買っている。それは少年時代に、どんな本が出ていたのか、教育されていたのか、いま知りたい、興味があるからです。戦争を始めたとき、私たちは何を考え、価値ある生き方と考えていたのか。振り返ることは、すごく楽しい。昭和11年の日本・内地の人口は、6925万人とある。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿