2020年1月19日日曜日

長崎にも雪のつもる冬があった。若くして命を失うのは、悲しい

長崎には、いま頃、雪は降らない。温暖化の関係であろう。昭和30年代は、37cm積もった1月もあった。記録しているから覚えている。雪が降ると、「ああ、やっぱり、冬らしいなァ」と、実感が湧く。
★その頃の修道士たちは、若者たちが10数人いた。にぎやかだった。楽しかった。「オーィ、雪だぞ、降ったぞ」。気持ちも、ワク、ワクする。若いからね。
★当時は、昼食が終わると、みんな並んで、教会へ、短い祈り、聖体礼拝がある。それが終われば、自由時間となる。雪に喜び、1人が、雪ダマを丸めて、投げつけた。2、3人で、雪合戦が始まる。雪に、若い気持ちは、抑えられないよね。
★修道士でも、じゃれた気持ちで、雪ダマを作って、投げ返す。また、タマが飛んでくる。場所を変えながら、タマで応戦する。白いのが「ビューゥ」と迫ると、とっさに、カラダを避けるよね。身体をひねった瞬間、修道士は石垣から落ちた。
★何人かの修道士が助けに寄った。意識はあったが、1人の修道士が言った。「これは、危険だ」。鼻から、一筋の血が流れ落ちている。彼は、入会前は電気工事の仕事をしていた。時々、落下事故があったそうだ。その経験から、危機を悟った。やはり、一週間後に、修道士は逝った。27歳であった。今日が、彼の命日です。長いモンですね。61年が経っている。時が経っても忘れない。
★トマが入会した時、彼は既に居た。15年程、いっしょに暮らし、祈った、仲の良い修道士だった。長い年月だが、故人の修道士にために祈った。
★人生を短く終わる人、そして今の自分の歳を思うとき、早く逝った人が可哀そうで、可哀そうで、たまらない。生きて居れば、苦しい事もあるが、楽しみ、喜び、いろんな経験が出来ただろう。振り返って見ると、仲間の司祭、修道士たちは、みな若くして逝った。惜しい人材だった。
★誰が、取られ、誰が、残るか。分からない。特に、事故や、殺傷で、若いイノチを落とす人は、本当に悲しい。なぜ、そうなるのか、イノチのことは、誰にも分からない。冥福を祈ると共に、ただ自分には感謝あるのみです。

1 件のコメント:

  1. マリア・フランチェスカ2020年1月19日 17:31

    お友達の修道士様の為にお祈り致します。

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