2020年1月12日日曜日

フランスから「週刊誌」が届いた。トマの記事は痕跡を与えるか

昨年の6月、フランスからホームへ女性記者が取材に来た。11月になって、教皇さまの来日に合わせて、フランスの週刊誌に記事が載った。送られてきたのは、トマの記事だけ、2ページの見開きの部分だけだった。「週刊誌」を見てみたい、そう思うじゃないですか。
★そこで、フランスのジャムさんに頼んで、「週刊誌」を送ってもらった。それが左の写真です。大きさはA4版か、28cm、21cmある。ページは67。
★フランス語だから、内容は分からない。しかし日本の週刊誌と比べると、体裁はモダン。日本の週刊誌は、見てはいないが、新聞の広告によると、私生活を暴いたり、芸能界の話題など、編集の内容が違う。このフランスの週刊誌は、先ず、ある夫妻のインタビユーか、8ページにわたって書かれていた。
★その次、2番目に、2ページに、ポンと見開きで出ていたのが、トマの取材記事だった。通訳の、大学の先生が訳してくれた内容を、もう1度読み返してみた。原爆の日の出来事を、丹念に書いている。コルベ神父の餓死室で、光を見つけた、と結んでいる。
★この週刊誌を手にしたフランス人たちは、突然、活字で出てきた「原爆体験」をどのように受け止めただろうか。そう思った。だが、今の世の中、何かキナ臭い匂いがしている。国と国は騒然、亀裂があり、核戦争の危機さえある。真剣に「世界の平和」を考え直さなければならない時にきている。かつての戦争前の感じがする。
★大きな自分の顔の表情を見て、いい雰囲気で撮っていると満足した。
★ジャムさんの家族の写真も入っていた。「2020年に、又、トマさんと再会出来るのは、楽しみにしております」
★夏、汗まみれのジャムさんに、修道士は1コップの冷水を差し上げた。それがご縁で、10年近く経っても、交流がつづいている。その縁は、更なる広がりを見せている。
★フランスに、日本を愛する家族が居る。人と、人の、よい「つながり」こそが平和をもたらす。沢山の人が居るが、「この人に出会って、幸せだった」。そういう温かさに出会うのが、大きな価値がある。

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